「あの世を観光する施設」の火事は放火か 16日も看板燃える火事 静岡・伊豆市

 18日夜、静岡県伊豆市の観光施設で、放火とみられる火事がありました。この施設では16日にも放火とみられる火事が起きていて、警察が捜査しています。

 18日午後9時前、伊豆市下船原にある、死後の世界をテーマにした観光施設「伊豆極楽苑」で外壁の一部などを焼く火事がありました。

●伊豆極楽苑 佐藤彰洋さん(35):
「突然ブレーカーが落ちましてこりゃなんかおかしいなと思って外を見たら、この辺が火でオレンジ色に染まっていて、火はなんかこの辺ぐらいまでは来ていました」

 この施設は住宅も兼ねていて当時、家にいた佐藤さんや父親がすぐに消火し、けが人はいませんでした。焼け跡には身に覚えのない雑誌や衣類、タバコの吸い殻があったということです。

 この施設では16日にも顔をはめる看板が燃える火事があったといいます。

●伊豆極楽苑 佐藤彰洋さん(35):
「もともと顔はめ看板があったんですけど、そこを朝の9時前ぐらいに燃やされましてその時も警察を呼んだり消防を呼んだりしたんですけど」

 この時も身に覚えのない本や衣類が焼け残っていたということです。

 いずれの火事も火の気のない場所から出火していて、警察は連続放火の可能性もあるとみて捜査しています。