静岡地裁浜松支部が1億9000万円余りの支払い命じる 浜松医療センターでの医療ミスで長男に障害
浜松医療センターでの出産時の医療ミスで長男に障害が残ったとして、両親らが損害賠償を求めた裁判で、病院側に1億9000万円余りの支払いが命じられました。
訴えによりますと静岡県内に住む40代の女性は、2019年、浜松医療センターで出産時、異常があったのに適切な処置がされず、生まれた長男に意識障害やまひが残ったとしています。
男の子と両親は病院を運営する浜松市医療公社に、およそ2億5000万円の損害賠償などを求めていました。
9日の判決で静岡地裁浜松支部は、緊急帝王切開に切り替えるべきだったなどとして、公社に対し1億9000万円余りの支払いを命じました。
●青山雅幸弁護士
「許せないのは主治医は一回も見ていない。態勢的におかしい」
浜松医療センターは「判決文を受け取ってから精査して対応していきたい」とコメントしています。