宮崎県沖で震度５弱の地震　南海トラフ地震臨時情報は「調査終了」　鈴木康友知事は引き続きの備えを呼びかけ

１３日宮崎県沖で発生した最大震度５弱の地震。気象庁は南海トラフ地震臨時情報を発表しましたが、その後「調査終了」としました。

鈴木康友知事:
「南海トラフ地震の発生可能性が平常時と比べて相対的に高まったと考えられる現象ではないと結論付けられました、しかしながら、現在の科学力では地震を予知することは難しい状況でございますので南海トラフ地震がいつ発生してもおかしくありません。」

「かなり激しく揺れています。」

　１３日夜、宮崎県沖の日向灘を震源とするマグニチュード６．６　最大震度５弱の地震が発生。

「エグ…めっちゃ揺れてる。ヤバい、ヤバい、ヤバい。」

　この地震で宮崎県と高知県には一時、津波注意報が発表されました。

　「津波注意報の発令を受けて、高台に次々と避難してきています。」

　津波注意報が出てからおよそ２０分後、宮崎港や日南市の油津港では、２０センチの津波が観測されました。

気象庁 地震火山部 束田進也 地震火山技術・調査課長:
「南海トラフ地震臨時情報調査中を発表しましたけれども、調査終了を発表します」

南海トラフ地震評価検討会　平田直会長:
「巨大地震注意を出す基準には達していなかったということが確認されました。」

　専門家による分析の結果、「調査終了」となった
南海トラフ地震臨時情報。

　ただ、去年８月以来およそ５ケ月ぶりに再び注目されることとなりました。

　こうした事態に、静岡県民からは…。

静岡市民:
「次はこっちかなと、近づいてきているなと思っている。
普段の備えが改めて大事かなと思った。」

静岡市民:
「来るときは来る。一喜一憂はしない。備えはする。そんな感じです。」

　鈴木知事も引き続きの備えを県民に呼び掛けています。。

鈴木康友知事
「いつ起こるかわかりませんので、県民の皆様には備蓄、それぞれの身を守る対策などを行ってほしいと思っています」