JR東海の丹羽俊介社長 リニア新幹線の静岡工区着手に向けさらなるスピード感を強調
JR東海の丹羽俊介社長は15日、名古屋市で開かれた2025年初めての会見で、リニア新幹線の静岡工区着手に向け、さらなるスピード感を強調しました。
品川―名古屋間で2034年以降の開業が目標とされているリニア新幹線。
15日の会見で、丹羽社長は改めて静岡工区の早期着工に意欲を示しました。
●JR東海・丹羽俊介社長:
「1日も早く、開業させていきたいと思うし、そのためには1日も早く静岡工区に着手したいと考えている」
丹羽社長は、「日本の大動脈輸送を早期にニ重系化する必要があること」「近年、自然災害が激甚化していること」を挙げ、「リニア新幹線の必要性はますます増している」と述べました。
また、静岡工区着工のため静岡県とJR東海との間で対話を要する残りの24項目について、鈴木知事が6日「年内の解決は難しい」との見方を示したことに対し、さらなるスピード感を強調しました。
●JR東海・丹羽俊介社長:
「対話が必要な事項については、引き続き静岡県と実務的な意見交換を重ねて、検討した内容をなるべく早い時期に県の専門部会で御説明し、より一層対話を加速させていきたいと考えている」