再審無罪が確定した袴田巌さんの姉・ひで子さんに人権賞 東京弁護士会の授賞式で表彰受ける
再審無罪が確定した袴田巌さんの姉・ひで子さんが人権賞の授賞式に出席し表彰を受けました。
「こんな立派な賞をもらえると思っていなかったので、少々戸惑っております。(支援者の)皆様と一緒にいただいたと思っています。誠にありがとうございました」
東京で行われた人権賞の授賞式に出席した袴田ひで子さん。
東京弁護士会は毎年、人権擁護活動に尽力した人を表彰していて、第39回人権賞の受賞者に袴田巌さんの姉・ひで子さんを選びました。
袴田巌さんは1966年旧清水市で一家4人が殺害された事件で、一度死刑が確定。
ひで子さんは弟の無実を訴え続け、事件発生から58年の時を経て、ようやく再審で無罪を勝ち取りました。
東京弁護士会はひで子さんの半世紀以上にわたる弟の救済活動や、えん罪撲滅への取り組みなどを評価したということです。
ひで子さんは今後も、えん罪で苦しむ人々のために活動を続けていくとしています。
ひで子さん:
「法の不備ってものがあるので、再審法改正を早くやっていただきたい元気ですから、声がかかればどこへでも行くつもり」