消防の命令に従わずに建物に必要な防火設備などを設置しなかった疑い 静岡・焼津市の金属加工会社と代表取締役を書類送検 

 消防から命令されたにも関わらず、建物に必要な防火設備などを設置しなかったなどとして、静岡県焼津市にある金属加工会社とその代表取締役が書類送検されました。

 消防法違反の疑いで書類送検されたのは、焼津市の金属加工業の会社と、代表取締役の男性(83)です。警察によりますと、男性は消防から命令されたにも関わらず、会社の工場の建物に必要な防火設備を設置せず、さらに、建物の構造などに関する資料を提出しなかった疑いがもたれています。

 近隣住民から「違法増築を重ねている疑いがある」と通報があり、消防が確認したことで設備を設置していなかったことが発覚しました。

 建物には屋内消火栓設備や動力消防ポンプ設備がなく、1階と2階には誘導灯が設置されていなかったということです。

 消防は2023年5月、その年の9月8日までに設置するよう命令を出しましたが、従わなかったことから、2024年、警察に告発していました。

 警察の調べに対し、男性は容疑を認めているということです。

焼津警察署
焼津警察署