必要な連絡や調整をしていなかった 千葉市の会社と現場の代理人が書類送検 静岡・御前崎市で建設中のバイオマス発電所で作業員1人が死亡した事故

 2023年、御前崎市で建設中のバイオマス発電所で、作業員1人が死亡した事故。下請け業者の間で必要な連絡や調整をしていなかったとして、千葉市の会社と現場の代理人が書類送検されました。

 この事故は2023年2月、静岡県御前崎市のバイオマス発電所建設工事現場で、溶接作業をしていた下請け業者の男性作業員(70)が一酸化炭素中毒で死亡したものです。

 事故発生時、近くでは別の下請け業者の作業員が乾燥焚き作業を行っていて、一酸化炭素などが発生していたということです。

 磐田労働基準監督署は、作業員が一酸化炭素中毒になる恐れがあるにも関わらず、作業を止めさせるなどの連絡や調整をしていなかったとして、元請け会社の東洋エンジニアリングと現場代理人を労働安全衛生法違反の疑いで、静岡地方検察庁浜松支部に書類送検しました。

静岡地検浜松支部
静岡地検浜松支部