「1年が年々早く感じる…」30歳を迎えた磐田・松本昌也。新ポジションにチャレンジ中「競争必要、いい刺激になれば」

ジュビロ磐田の松本昌也が1月25日に30歳の誕生日を迎えた。

大分県出身の松本は、JFAアカデミー福島から2013年に地元・大分に入団、4年間プレーしたのちに2017年から磐田で8年間プレーしている。

 30歳当日は藤枝とのトレーニングマッチにキャプテンマークを巻いて出場し、新ポジションで精力的な動きを見せた。「新チームが始動してから左サイドバックしかやっていない(笑)与えられたポジションで自分のよさを出せるかが大事」と、左サイドバックでのチャレンジに前を向く。同じポジションには不動の松原后が健在だが「チームがよくなるためにチーム内競争は必要、后のいい刺激になれるようにともに切磋琢磨できれば」と松本。

 主戦場だった右サイドでの起用も当然残されており、30歳を迎えさらにプレーヤーとしても幅を広げようとチャレンジ中。松本はサイドハーフとの違いについて「立ち位置や守備の時の体の向きなど、もっと頭を使ってやる必要がある」と冷静に分析。それでも、ハッチンソン新監督が掲げるポゼッションサッカーで、ボールを持てる松本がピッチに立てば心強い。

 鹿児島キャンプも終盤に入り、2月1日には清水とのトレーニングマッチも控えている。

 松本は30歳の目標を聞かれ「30歳になりましたけど、1年が年々、年をとればとるほど早く感じて…1日1日を無駄にせず全力でプレーしたい。1年間けが無く試合に出てチームの勝利に貢献できれば」とコメント。

 鹿児島キャンプ中のホテルでは、パンプキンやさつまいもスープにもっぱらはまっているといい「どれも濃くて、素材の味をいかしたスープで、欠かせないですね」と松本。磐田に欠かせない、ベテランの域になってきた松本のプロ13年目のシーズンがまもなく始まる。

 ジュビロ磐田 松本昌也選手
ジュビロ磐田 松本昌也選手