「5%以上の賃上げを」連合静岡の角山雅典会長が静岡県経営者協会の柴田久会長に要請書を提出

YouTube Video 「5%以上の賃上げを」連合静岡の角山雅典会長が静岡県経営者協会の柴田久会長に要請書を提出
動画を再生

今年の春闘の交渉が本格化するのを前に、労働団体連合静岡は静岡県経営者協会に対し、5%以上の賃上げなどを要請しました。

 連合静岡の角山雅典会長が6日朝静岡市内で、静岡県経営者協会の柴田久会長に要請書を手渡しました。

 要請書では、賃上げが物価上昇に追いつかず、働く人の暮らしが厳しくなっているとして、去年に引き続き定期昇給分を含めた5%以上の賃上げを求めました。

 また、中小企業については大企業との格差が広がっているとして、6%以上の賃上げを求めたほか、中小企業が賃上げのための資金を確保できるよう、労務費の価格転嫁など取引の適正化を進めるよう要請しました。

連合静岡・角山雅典会長:
「なかなか労務費を含めた指針にそった取り組みができている企業が半分くらいだと聞いていますし、その指針すら知らない経営者もいらっしゃると聞いていますので。労務費を含めた価格転嫁をしっかりとお互いの立場の中で、テーブルについて交渉をやっていただく。これを進めていきたい」

経営者協会・柴田久会長:
「サプライチェーン全体で賃上げとしっかりした価格転嫁ができるように。こういう機運を高めていくことが必要になっていくと思う。要請書を受け取ったばかりですので内容をしっかり確認したうえで会員企業に周知をしていきたい」

 今年の春闘は3月なかばに山場を迎えます。