21日未明に静岡県富士市で２件の火事　３人が死亡し１人がやけどを負い搬送

同じ地区で火災が相次ぎいずれも死者が出ました。２１日未明富士市で２件の火事があり、３人が死亡１人がやけどをしました。

板垣亮記者:
「あちらが火災のあったグループホームです。　部屋は暗く焦げていて、今も捜査員が中を確認しているのが分かります」

　２１日午前５時ごろ富士市大淵の福祉施設「富士ばらホーム」で「２階の畳から火が出ている」と入所者から消防に通報がありました。

　近所の人:
「２階から煙が白い煙が出ていたっていう状況です。消防隊の方が次々と建物の中に入っていく感じで入居者の方が一人ずつ出されていった
　という感じです」

　火は１時間ほどで消し止められましたが、施設の２階部分が焼け入所者７人のうち３人が病院に搬送。

　この３人のうち５０歳の男性と６７歳の男性の死亡が確認されました。

近所の人:
「出てきた方が〝まだ（中に）残っている〟ということをずっと気にして消防の方も頑張って担架とか運んだ。出てから心臓マッサージとかやっていた」

　また別の６０代の男性が足にやけどをしています。

　静岡県などによりますと、この施設は精神障害者向けのグループホームで、出火当時施設に職員はいなかったということです。

　一方、午前０時半ごろグループホームから３キロほど離れた富士市大淵の住宅で「火が出ている」などと近所の人から消防に通報がありました。

　火はおよそ４時間後に消し止められましたが、木造２階建て住宅が全焼し焼け跡から１人の遺体が見つかりました。

　警察によりますと、この家に１人で住んでいた高齢男性と連絡が取れていないということです。

　警察と消防は遺体はこの男性とみて身元の確認を急いでいます。