ウクライナの大学生受け入れへ 学業継続困難の学生を対象 渡航費・生活費・住宅など全面支援「安心して勉強できる環境を」 静岡大学
静岡大学は、ロシアの軍事侵攻で学ぶことが困難になったウクライナの学生を生活費など全額大学が負担する形で受け入れると発表しました。
静岡大学が受け入れるのは、交流協定を結んでいるタラス・シェフチェンコ・キーウ国立工業大学と、ウクライナ国立技術大学の学生で、最大4人を予定しています。静大では海外からの留学生に対し、授業料は免除しています。しかし今回はロシア軍の侵攻で生活難に陥っているウクライナの学生のため、渡航費のほか生活費として毎月7万円を助成し、県などと協力し公営住宅を用意するなど全面的に支援します。
静岡大学 学務部
小林静乃国際課長:「本来でしたら勉強、研究を続けたいという思いを持っている学生さんはたくさんいるんだろうなあと思ったんですけど、それが叶わないという状況で、今回の取り組みを通じて、安全に、安心して、勉強 または研究ができる環境を提供できたらいいなと考えています」
受け入れ時期は現地の大学と調整中で、すでに静大への留学を希望する学生が数人いるということです。また静大ではホームページ上で支援金の寄付を募っていて、様々な支援活動に活かしたいとしています。