開幕が4日後に迫った大阪・関西万博 静岡県内でも出展に向け準備進む

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開幕が4日後に迫った大阪・関西万博。9日その会場が報道陣に公開されました。静岡県内でも出展に向け、準備が進んでいます。

 万博の会場は、新大阪駅から車でおよそ30分、夢洲(ゆめしま)という人工の島。

 大阪の中心市街地を抜け、海にかかった橋を渡った先には…。

齊藤諒アナウンサー
「見えました!見えました!あれが万博の会場ですね。大きな木のリングが見えますが、本当におっきいですね。わぁ♡すごい」

 9日会場では、開幕に先駆け、メディア向けの内覧会を実施。

 午後1時の入場を前に、施設の外には報道陣で長蛇の列ができていました。

 取材を申請したメディア関係者は、なんと4500人以上。

 世界各国のメディアも参加し、注目度の高さは“桁違い”です。

台湾メディア:
「台湾から来ました/台湾から出展する企業を見に来た。他にはアメリカや日本のパビリオンを見に行く。とても広く、しかも想像以上にたくさんの人が来ていて、素晴らしい」

中央調理製菓専門学校

 今回の万博“静岡”もしっかりと、関わっています。

 8日、静岡市葵区の中央調理製菓専門学校(静岡校)では、学生たちが“ある料理”の調理や盛り付け方法を学んでいました。

西谷文紀さん:
「このお皿の中の空間をうまくつかう、美しく見せるための演出だから」

料理の正体は万博特別メニュー。

6月6日から3日間設営される「静岡県ブース」で提供される予定のものです。

レクチャーをしていたのは、
料理をプロデュースした西谷文紀(にしたにふみのり)さん。

10年前のミラノ万博にも静岡県を代表する料理人として参加しています。

西谷文紀さん
「静岡というとやはり富士山をイメージすると思うのでやはり富士の大地の恵みというものを知ってもらう/見て楽しんでもらったりとか食べた時に静岡に行きたいなって思ってもらえればこっちの勝ちです」

 静岡県ブースでは、県内11市町の厳選食材をつかい、9品の料理を提供する予定です。

 特別にその一部を見せてもらいました。

 こちらは浜名湖のうなぎを軽くあぶり、静岡発祥の揚げ玉とネギを混ぜた“たぬきご飯”に乗せた「遠州浜松うなぎ 手まり仕立て」。

 ごはんには食感のアクセントにたくあんが加えられています。

 さらにデザートも・・・。

 富士市のほうじ茶をつかった「ほうじ茶のジェラート」です。

 果たしてそのお味は・・・。

堀優奈アナウンサー
「とってもなめらかです、口に入れた瞬間にすーと溶けていきます。口にこのほうじ茶香りと上品な甘さが広がってすごくおいしいです」

 学生たちは現地で調理や配膳などをサポートするといいます。

中央調理製菓専門学校静岡校 瀧 智琉さん
「今19歳としてこの貴重な万博に出られることをうれしく思っていて、自分の今後の経験につながるかなと思って、とても楽しみにしています」

中央調理製菓専門学校
中央調理製菓専門学校

空飛ぶクルマ

齊藤諒アナウンサー
「午後1時になりメディアデーが始まりました。続々とメディア関係者が入っていきます!私も取材に行ってきます!」

 パビリオンは、全部で191。

 国や地方自治体だけでなく、企業も出展しています。

 その中には「静岡ゆかりのもの」があります。

齊藤諒アナウンサー
「こちらには「空飛ぶクルマ」の実物が展示されています。まさに次世代の乗り物という感じがしますね、たくさんのメディア陣が駆け付け、注目度の高さがうかがえます。」

 こちらには、スズキと愛知県の会社が業務提携し、県内の工場で製造がおこなわれている「空飛ぶクルマ」が展示されています。

 果たして、運転席の乗り心地は!?

齊藤諒アナウンサー
「おおー!まずフロントガラスが大きいですね、ここから、上から景色を眺めたら絶対壮観でしょうね、で、真ん中にモニターがありまして、地図が映っていますね、このモニターで地図を見ながら進んでいくということでしょうか、手元にはコントローラーでしょうか、これを動かして操縦するということになります、で足元にブレーキやアクセルがないんですね、やっぱり普通の車とは違うポイントで、空飛ぶクルマということで、スイッチとかボタンがいっぱいあると思ったら結構シンプルですね」

 展示されている「空飛ぶクルマ」は、今後、会場内で、デモフライトが行われるということです。

 見どころ満載の大阪・関西万博。

 このあと、再び大阪の会場から生中継でお伝えします!

「空飛ぶクルマ」
「空飛ぶクルマ」