近畿日本ツーリストの発注業務への入札を停止 委託料過大請求問題で14日から9カ月間 静岡・掛川市
旅行大手の近畿日本ツーリストが自治体に委託料を過大請求していた問題で、静岡県掛川市は業務への入札参加を停止しました。
近畿日本ツーリストをめぐっては、新型コロナワクチン接種のコールセンター業務などで86の自治体から最大14億7000万円の過大請求をしていたことが明らかになっています。
県内でも掛川市と焼津市への過大請求が分かっていて、大阪府警は1日、静岡市と大阪市の支店に詐欺の疑いで家宅捜索に入っていました。
掛川市は近畿日本ツーリストの「過大請求は不誠実」とし、市が発注する業務への入札参加を停止しました。
停止期間は14日から9カ月間で、市は今後過大請求分の返還を求めていくとしています。