「天平の甍」にちなんで植樹された中国の花「ケイカ」が見頃 静岡・長泉町の井上靖文学館

静岡県長泉町の井上靖文学館ではゆかりの花「ケイカ」が見頃を迎えています。
施設では2013年に井上靖の歴史小説「天平の甍」にちなみ、日本に仏教を伝えた「鑑真」のふるさと中国揚州市の花、「ケイカ」を植樹しました。
可憐な白い花と甘い香りが特徴で、奈良県の唐招堤寺や鑑真が上陸した佐賀県立自然公園など、ゆかりの地だけに植えられた日本では珍しい花だということです。
●来館者:
「小さくて可愛らしいお花だと思う」
●来館者:
「すごく貴重なものが近くにあって見に来られてとてもうれしいです」
施設では「ケイカまつり」として来館者にブックカバーと三島市在住の絵本作家「えがしらみちこ」さん書き下ろしの「しおり」をプレゼントしています。
●長泉町井上靖文学館 徳山加陽さん:
「近づくと甘くてやわらかい匂いがするので、是非皆さん近づいてにおいも楽しんで頂ければと思います」
「ケイカまつり」は29日まで開かれています。