「ニセ警察詐欺に注意」警察官をかたった特殊詐欺が静岡県内で急増 2025年の被害は149件
警察官をかたった特殊詐欺が急増していることを受け、警察は静岡市で詐欺被害防止の啓発活動を行いました。
7日JR静岡駅前では、警察官や金融機関の職員らが「ニセ警察詐欺に注意」と書かれたチラシやティッシュを駅の利用客らに配りました。
県警によりますと全国的に急増している警察官をかたった特殊詐欺は、SNSで逮捕状や警察手帳を見せて相手を信用させる手口で被害が拡大しているということです。
静岡県内では2025年に入って、警察官をかたった特殊詐欺の被害が149件あり、被害総額はおよそ8億4000万円に上っています。
40代や50代など比較的若い世代も被害にあっているため、朝の通勤時間帯に被害防止を呼び掛けました。
●県警・特殊詐欺分析補佐 杉山慎一警部:
「本当の警察官はSNSで逮捕状や手帳を見せることは絶対にありません。万が一そのような連絡があった場合は全て詐欺です。最寄りの警察署に連絡をいただきたく思います」