【リニア】国の有識者会議の水生生物への影響などの論点案では課題がある~静岡県専門部会

リニア新幹線の工事による南アルプスの生態系への影響を検証する静岡県の専門部会が開かれ、国の有識者会議で示された論点案についての課題が示されました。

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【リニア】国の有識者会議の水生生物への影響などの論点案では課題がある~静岡県専門部会

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 12月20日に開かれた環境保全に関する国の有識者会議では、今後議論すべき論点案について異論は上がらず、国交省は「概ね了承された」と受け取っていました。

 一方で静岡県は県の専門部会で検証する方針を示していました。

 10回目となった12日の専門部会には、生物多様性専門部会の委員に加え、地質構造・水資源専門部会の委員2人も出席。

 有識者会議で示された沢の水生生物への影響など3つの論点案について協議が行われ、委員から「大枠はいいが細かい課題はある」という認識が示されました。

 また「生態系への影響を全て調べるのは不可能」「地元の意見も反映すべき」などという声も上がりました。

 今後県はきょうの意見を国の有識者会議に提出する方針です。

森貴志副知事:
「国の環境保全有識者会議で出された論点案につきまして、皆様方にまずひとつは 共通認識を持っていただいた。 国の有識者会議でどのような議論が行われているかということを認識していただいた。その点については非常に有意義だったと思います」