【浜名湖高校生殺人】22歳の被告「誰にもバレたくないという気持ちが強かった」と供述 静岡地裁浜松支部被告人質問

浜名湖で男子高校生を殺害した罪に問われている男の裁判で、22歳の被告は犯行時の心境について「誰にもバレたくないという気持ちが強かった」と話しました。

 起訴状などによりますと被告(22)は去年2月、フィリピン人の男と共謀して当時高校2年生の男性(17)に暴行し、川に転落させて殺害した罪に問われています。

 5日の裁判で被告は、犯行時の心境について「誰にもバレたくないという気持ちが強かった」と話しました。

 また、これまで共犯の男を失望させたくないため、要求を受け入れ犯行に及んだと話していましたが、怒りを覚えて自分の意思で暴力を振るったと認めました。

 一方で「共犯の男を止めると自分も暴力を振るわれると思った」と述べ、友達を失いたくない気持ちと、怖いと思う気持ちが五分五分だったと話しました。

 次回9日の公判では論告が行われる予定です。

静岡地裁浜松支部
静岡地裁浜松支部