乳幼児に期限切れのワクチンを誤接種…医療機関が有効期限の確認怠ったか 浜松市
浜松市の医療機関が有効期限が過ぎたワクチンを3人の乳幼児に接種していたことが分かりました。現時点で体調に変化はありません。
浜松市によりますと、市が予防接種を委託した医療機関が5月下旬(5月23日~29日)に生後2カ月から1歳6カ月までの男児と女児合わせて3人に、有効期限を3~18日経過していたワクチンを接種したということです。
接種したのは、それぞれ急性胃腸炎を予防するロタウイルスや百日せきなどの4種混合ワクチンで、これまでに3人の乳幼児の体調に変化はなく、健康状態の観察を行っています。6月2日に医療機関がワクチンの在庫確認をしたところ、有効期限切れのワクチンを接種したことが判明したということです。
市は、医療機関に対してワクチンの在庫の確認を月に1回程度行い、有効期限の確認や切れる前に廃棄するよう通知や指導していましたが、この医療機関は確認を怠っていたということです。市と医療機関は3人の保護者に説明、謝罪し、市はワクチンの有効期限の確認の徹底や期限切れの確実な廃棄を通知し、再発防止に努めるとしています。
