3年ぶりに国際線のチャーター便が到着…富士山のおひざ元には多くの観光客 /今週の静岡
富士山のお膝元・静岡県富士宮市
タイ人カップル「う~ん おいし!」
日本人旅行者「富士山がすごくきれいで感動しました」
富士山のお膝元、静岡県富士宮市。こちらも、遠方からの観光客が増えてきました。
富士宮観光協会事務局長 佐野裕四郎さん:「解禁になった(行動制限がなくなった)とたん、急に日本人(観光客)が増えて、外国人は去年の10月、(入国が)解禁になって、ぼちぼち増えてきた」
富士宮駅の構内にある観光案内所には、朝から情報を求める観光客が訪れます。こちらの2人は、アメリカから来ました。
アメリカ人夫婦(アジア系)
「アメリカのカリフォルニアから来ました」
「富士山を見に来ました」
東京から名古屋に向かう途中で、富士山を見るために富士宮まで足を延ばしたそうです。
観光案内所窓口 菊地智子さん:「コロナ(対策)緩和以降、質問の内容が変わった。ちょっとぷらっと寄ったけどいいところ紹介してもらえる? とか、ノープランで来たけど、見どころどこですか? というような質問に」
そして、こんなお客も…
都内のツアー会社のガイド
「私はガイドですが、来週外国からの客を連れてくる予定なので、その下見に来た。クルーズ船で清水港に到着して、そこから一日のバスツアーで静岡を回ることになっている」
「コロナ禍からかなり回復した」
外国人観光客にも人気のスポット、静岡県富士山世界遺産センター。最上階の展望ホールは、富士山絶景ポイントとしても知られています。
名古屋からのバスツアー客 女性3人
「富士山がすごくきれいで感動した」
名古屋からのバスツアー客 夫婦
「以前ここに来たときは天気が悪くて、せっかくの富士山が下しか見えなかったのでどうしても来たくて。きょうはもう最高」
静岡県富士山世界遺産センター企画総務課課長 川口智弘さん
「コロナ(感染状況)のひどかった時と比べて、かなり回復し、団体客も戻ってきた」
「(コロナ禍前は年間)40万人を超える客が来て、1日1000人、2000人が来ていたが、コロナが流行したことで激減して、(年間)7万、8万人まで落ち込んだ」
今年度は、1月までで既に前年度を7000人ほど上回っていて、回復の兆しが伺えます。
富士山をご神体とする富士山本宮浅間大社にも、多くの参拝者が訪れていました。
福岡からバスツアー客
「福岡から来た。フェリーで大阪に着いて、そこからバス」
「富士山を見に来ました」
愛知県からバスツアー客
「(どのような集まり?)シルバー人材センターの旅行」
「(旅行を)我慢していた」「3年だね」「だけどおかげさんでこうやって旅行できるのが楽しい」
境内の焼きそば屋さんを覗いてみると。
「マカオ出身で、タイから来た」
「この神社で富士山を見たくて来た」
富士宮焼きそばを食べるのは初めてだそうです。
タイ人旅行者
「富士宮のオリジナルヤキソバ」
「(タイ語のやりとり) ウーン、オイシイ!」
このふたりは、先ほど観光案内所であったアメリカ人夫婦。
アメリカ人夫婦
「パンデミック以前には、毎年のように何度も日本に来ている。パンデミックの間は来られなかった。パンデミック以降初めて日本に来た。日本に来ることを待ちわびていた。日本が大好きです」
富士宮を訪れるのは初めてだという2人。富士山の形のお守りが気に入ったようです。
富士山本宮浅間神社 出仕 畠山裕成さん
「参拝者の数も去年と比べて少しずつ増えてきているという実感はある」
これから迎える桜の季節にも期待が高まります。
富士山本宮浅間神社 出仕 畠山裕成さん
「4月の1日から桜花祭という祭りがあるが、そこからコロナ前のお祭りをやっていこうという方針で進めているので、多くの参拝者に来てほしい」