「社員の健康を最優先にしながら会社の動きを止めずにいく」 ヤマハ発動機で職域接種始まる 静岡・磐田市
静岡県磐田市の2輪車メーカー・ヤマハ発動機では、きょう6月29日から新型コロナワクチンの職域接種が始まりました。
鈴木誠 記者:「接種されるワクチンは、国から支給されたモデルナ製で、県内に勤務する従業員およそ1万4000人が、接種対象となっています」
ワクチン接種は、平日の勤務時間中に本社と浜北工場で、曜日を分けて行っています。
接種会場では「理論値生産」と呼ばれる独自の手法を採用し、モニターで接種人数や待機人数を可視化することで、人の滞留が少なくなるよう工夫をしています。
接種終えた男性:「思ったよりも痛みはなくて、スムーズに接種が行われたのがよかった」
接種終えた女性:「少し心配になりましたけども、自分が打つことによって、周りの人に移らない感染リスクが下がるのでよかった。会社で打てるのは、とても助かります」
鈴木誠 記者:「仕事の合間にワクチン接種ができることから、ワクチン接種受けた人からは前向きな意見が聞かれていますが、企業は副反応の対策を迫られています」
この会社では、接種後に痛みや発熱などの症状が出た場合、その後の仕事が免除され、自宅で療養することができます。また、特に副反応が出やすい2回目の接種では、当日の仕事の免除に加えて、翌日も特別休暇を取得することができるよう対応を行っています。
ヤマハ発動機 河合多真美 人事部長:「社員の健康を最優先にしながら会社の動きを止めずにいく、この両方を両立できるワクチンにかかっている、引き続きワクチン接種を拡大していきたい」