卒業ではなく…田久保市長の大学除籍判明 百条委設置 辞職勧告決議案を提出へ 静岡・伊東市議会

市長の会見に対して市議会からは厳しい声が。「結局は学歴詐称だ」。 伊東市政で初めて辞職勧告決議案が提出される見込みです。
市長の“釈明”会見、市議会も注目していました。
会見音)公職選挙法の違反はないと
市議)そういう問題じゃねえだろ。
煮え切らない内容に、批判が強まりました。
杉本一彦市議
「自分が大学を卒業していたかしていなかったかわからなかったなんてことが実際あるんですかね。市長の座に居座ろうとするなら、私たちはずっとその責任を追及していくつもり」
市長の会見終了を待たずに、代表者会議で百条委員会設置の方針を確認。
伊東市議会 中島弘道議長
「本当に恥ずかしい、みっともない。本当にそれに尽きる。私に卒業証書を提示したとか、そうすると卒業証書は結局嘘のものだった、偽造しているものだったということになる。結局は学歴詐称だったということで、議会として辞職勧告決議案を最終日に出すと今決まった」
可決されても法的拘束力を持たない辞職勧告決議案ですが、提出されるのは伊東市政初めてで、百条委とともに“前代未聞”の事態が続きます。
植田結衣子アナウンサー
「田久保市長の除籍が明らかになったことについて、伊東市民はどう感じているのでしょうか」
伊東市民 50代男性
「卒業したつもり…、卒業したつもりって、普通証書もらうでしょ。うそついていたんでしょうね」
伊東市民 70代女性
「本人が(卒業)したと思ってた?思いこみもひどすぎるよね〜。市長さんだよ?」
伊東市民 80代女性
「だっておかしいでしょ、それ。卒業したかしないかって、そんなの自分で一番わかっていることだよ。それおかしいわよ。また(選挙を)やり直ししたらいいじゃないですか」
伊東市民 80代男性
「はっきりごめんなさいって言って、伊東市の図書館の問題とか、そっちのほうをいろいろ進めてほしい」
田久保市長の学歴詐称疑惑に対して、伊東市役所には午後2時までに100件以上の問い合わせが寄せられています。
「伊東市の恥だ」「卒業してないから詐称だ」といった苦情が9割を占め、一部からは「詐称なんて大きな問題じゃない」など、激励の声もあるということです。
