保育士逮捕から1週間 裾野市は保育の専門家による個別相談を実施 園児暴行事件で
静岡県裾野市の保育園で園児を虐待したとして、元保育士3人が逮捕された事件で、裾野市は10日園児と保護者を対象に心のケアに関する相談会を開きました。
裾野市の「さくら保育園」で、園児を虐待したとして元保育士の女3人が逮捕されてから11日で1週間。
これまでの捜査関係者らへの取材で、3人がいずれも反省の姿勢を示していることや、クラスの責任者だった容疑者(30)と不適切な指導が最も多かったとされる容疑者(38)の2人が「悪ふざけが常態化して、まひしていった」などと供述していることがわかっています。
さくら保育園 櫻井利彦園長:
「深くお詫び申し上げます。誠にすみませんでした」
また、櫻井利彦園長が職員全員に対して、口止めとも受け取れる誓約書を書かせていたことや、内部告発をして退職することになった職員に土下座していたことも判明。
裾野市の村田悠市長は「意図的に隠ぺいしようとして悪質だ」として、櫻井園長を犯人隠避の疑いで刑事告発しています。
こうした中、10日裾野市は1歳児クラスの園児と保護者を対象に心のケアに関する相談会を開きました。
市によりますと、5つの家族から申し込みがあり、保育の専門家による講話や公認心理師による個別相談を行ったということです。
市は1歳児クラス以外にも対象を拡大して、今後も相談会を続けるとしています。