参院選投票日を前に浜松市が視覚障害のある人の投票を補助する用具を導入

参院選の投開票日まであと3日。浜松市は視覚障害のある人の投票を補助する用具を導入しました。
●和田佳代子記者:
「こちらが今回導入された補助具です。投票用紙を挟んだときに候補者名の記入欄と重なる部分がくりぬかれてあり手で触ると、記入する位置が確認できます」
補助具はクリアファイルのようなもので凹凸や、素材の違いから記入欄を区別することができます。視覚障害者は代理投票も利用できますが、他人に投票先を伝えるのは抵抗感があるという意見もあり、今回の導入が決まりました。
初めて補助具を使った弱視の男性。これまでは自分の票が有効票としてカウントされているのか、不安を感じていたと言います。
●福島憲太さん:
「どこに記入をすればよいか触って確認できるのですごく良かった。より安心して投票ができるようになる」
浜松市選挙管理委員会は「1人でも多くの人が投票所に足を運ぶきっかけになれたらいい」と話しています。