「絶対に違います」犯人かと問われると強く否定 静岡・長泉町義母殺害事件公判被告人質問

静岡県長泉町で義理の母親を殺害した罪に問われている女の裁判で、被告人質問が行われ女は改めて無罪を主張しました。

画像: 「絶対に違います」犯人かと問われると強く否定 静岡・長泉町義母殺害事件公判被告人質問

 起訴状などによりますと長泉町の無職の女(33)は去年3月、
長泉町下土狩の自宅で、同居していた義理の母(当時69歳)の胸を包丁で何度も突き刺し殺害した罪に問われています。

 静岡地裁沼津支部で開かれたきょうの公判では、被告人質問が行われ被告が事件当時の様子などについて証言しました。

被告:「母親の『助けて』という声を聞き、階段から1階の玄関をのぞくと、母親とみられる人が何者かと向き合い押し合っている姿が見えた」。

 被告は、その相手について「帽子をかぶり、眼鏡とマスクをしているように見え、男の人という印象を受けた」と証言しました。

 弁護側から亡くなった義母について尋ねられると涙ながらにこう語りました。

被告:「ずっと一緒に暮らしていけると思っていた。もっといろんなことを教えてほしかった」。

 そして、「あなたは犯人ですか」という問いに対し、改めて無罪だと主張しました。

被告:「絶対に違います」

 次回の裁判は25日で論告・求刑が行われます。