「振動少なく乗り心地は快適」電動キックボードを使った社会実験が始まる 静岡・沼津市
静岡県沼津市で移動手段の向上を目的とした電動キックボードを使った社会実験が始まりました。
沼津市は車に依存しない街づくりや移動の利便性向上を目指し17日から電動キックボードの効果を検証するための社会実験としてシェアサービスを開始します。
実験の対象となるJR沼津駅から沼津港までのエリアに7カ所の貸し出し場所が設置され、合わせて15台の電動キックボードが配置されます。利用には専用のアプリで普通自動車以上の免許証を登録し、交通ルールについてのテストを受ける必要があります。借りた場所とは別の場所に返すこともでき利用料金は1時間半で1000円です。
白鳥衛記者:
「準備が完了しましたので実際に乗ってみたいと思います。それでは行ってきます」
電動キックボードの最高速度は15キロ。公道を走る際本来はヘルメットの着用が義務付けられていますが、今回の実験は国の特例制度を活用しているためヘルメットの着用は任意です。
白鳥衛記者:
「思ったより振動も少なくスピードも出ないので乗り心地は快適です」
便利な反面マナー違反も問題視されています。県内では13日電動キックボードに乗った男性が東名高速道路を走行する姿が目撃されています。
市は地図で走行出来る場所を指定していて、看板でも注意を呼びかけています。
沼津市 都市計画部 まちづくり政策課 遠藤重由 課長補佐:
「特に駅港間ということで、観光客の方に利用していただきたいと思っていますし、特に市民の方に街に出ていただいて、街の回遊に使っていただいて、新しい乗り物を体験していただければと思う」
この社会実験は来月16日までで、市は利用者の走行データなどを基に効果を検証し本格運用を検討します。