使用期限過ぎた薬剤を誤って使用…月末に廃棄する際に見落としたか 健康被害は確認されず 静岡・磐田市
4月、静岡県磐田市の医療機関で誤って使用期限が2日過ぎた薬剤を治療に使っていたことが分かりました。
磐田市によりますと4月2日、磐田市急患センターを受診した23歳の男性に対し、看護師が2日間使用期限の過ぎた薬剤(デカドロン注射液)1・65mgを誤って点滴で投与していたということです。5月2日に勤務した看護師が、期限切れの薬剤を発見したことで発覚しました。
この薬剤は、アレルギーの症状を抑える効果があるということですが、現在までに男性に健康被害は確認されていません。この医療機関では、期限が迫った薬剤に注意を促すポップを貼り、看護師が月末に期限切れのものを廃棄していましたが、今回はそれが見落とされ、薬剤投与を担当した看護師も期限を確認せず、使用してしまったということです。
磐田市は「今回の件を厳粛に受け止め、同じ過ちを繰り返さないように取り組みます」とコメントしてます。