開始わずか38秒で得点 磐田東が17年ぶり2度目の優勝で全国切符を獲得 静岡県高校総体サッカー決勝
静岡県高校総体サッカー決勝。優勝して全国への切符を勝ち取るのは、17年ぶり2度目の優勝を狙う磐田東か、それとも初優勝を目指す藤枝明誠か。
試合はいきなり動きます。開始わずか38秒。磐田東はパスを受けた谷野が、持ち前の快足で一気に抜け出し そのままシュート。準決勝で王者・静岡学園を倒し、勢いに乗る磐田東が幸先良く先制します。
対する藤枝明誠は5分。香川が個人技で左サイドを突破すると、左足でクロスをあげますが、ディフェンダーに阻まれ、得点には結びつきません。
追加点を狙う磐田東は22分、能野が強烈なミドルシュート。積極的に狙い相手ゴールを脅かします。
今大会4試合で12得点を奪っている藤枝明誠ですが、磐田東の徹底したディフェンスに苦しみ、攻撃のリズムを作れず前半シュート0本で試合を折り返します。
追いつきたい藤枝明誠は後半4分。左サイドから阿部が狙い、チームとしてこの試合最初のシュートを放つと、12分には田原の狙いすました縦パスからコーナーキックのチャンスを獲得、松本が頭で合わせ相手ゴールに迫ります。
追加点が欲しい磐田東は16分、先制ゴールの谷野が右足を振りぬき2点目を狙います。
後半20分、藤枝明誠は左サイドからエリア内へパスをだしますが、ここは惜しくも遠野がミートできず。
直後のコーナーキック、藤枝明誠のキャプテン・山本がヘディングシュートを放ちますが、ネットを揺らすことは出来ません。
拮抗した展開のまま迎えた31分でした。瀧井のシュートから相手ディフェンダーがはじいたボールに反応した徳増がダメ押しの2点目を奪い、試合を決定づけた磐田東が17年ぶり2度目の高校総体優勝を飾りました
谷野暁希選手:「最初は思いきりシュートを打とうと思ったので、ゴールに繋がって良かった。17年前は1勝も出来なかったので、磐田東のサッカーをつらぬいて全国でも上の方に行けるように頑張りたい」