静岡・沼津市の市職員に市が支払ったおよそ97万円の受信料の返還を求める住民監査請求が受理 公用車のカーナビなどでNHKと受信契約を結んでいなかったことをめぐり
静岡県沼津市の公用車のカーナビなどで、NHKと受信契約を結んでいなかったことをめぐり、担当した市職員に市が支払ったおよそ97万円の受信料の返還を求める、住民監査請求が受理されました。
沼津市では5月に公用車6台のカーナビと事務用の携帯電話2台で、NHKと放送受信契約を結んでいなかったことが分かり、7月におよそ97万円の受信料を支払いました。
これに対し8月、災害対応などで必要な場合を除き、テレビ受信機能がない機器を選ぶという義務を怠ったとして、市民が担当した職員に対し、市が支払った受信料の返還を求める住民監査請求を行いました。
市の監査委員は請求要件を満たしているなどとして、4日に請求書を受理しました。
監査委員事務局では今後、請求した市民に意見陳述の場を設けたり、関係部署への聞き取りをしたりして、10月25日までに返還の請求を勧告するか棄却するか判断します。監査報告書は市のホームページで公表されるということです。
