開店時には長い行列…「道の駅そらっと牧之原」人気のヒミツ 評判店手掛ける運営会社のノウハウ生かし 静岡・牧之原市
7月オープン 静岡県26番目の道の駅

東名高速道路・吉田ICを下りて10分程車を走らせると…。
伊地健治アナウンサー:「ここですね、もう見えた。きれい。突如として現れるんだ」
こちらが7月18日にオープンした「道の駅・そらっと牧之原」。静岡県では26番目、一番新しい道の駅です。
伊地アナ:「午前9時、開店直後だったんですが、既に行列が」
地元農家およそ120人と契約して仕入れているという新鮮野菜に、牧之原市や静岡県を中心に各地の美味しいものが600種類以上並ぶ物販コーナーです。
120種類の試食
そして嬉しいのが…。
伊地リポ:「120種類の試食ができる」
道の駅「そらっと牧之原」伊藤健太駅長:「まずは食べて、味わって、感じて、購入していただきたい。できるだけ多くの物を試食・試飲が出来るように準備してます」
実際に味を確かめて買えるのは安心ですし、なにより楽しいですよね!
牧之原市民:「色いろと選択できるのがいい。掛川の道の駅、御前崎の道の駅、自分の好みの所に行けるからいいですよね」
静岡市民:「月一くらい来てもいい」
島田市民:「友達を連れてきたい」
予想を超える来場者
オープンから1カ月、お盆過ぎには来場者10万人を突破。朝から多くのお客さんで賑わう「そらっと」。リピーターも多いようです
伊藤駅長:「予想に対して3倍~4倍来ていただいた」
予想を超える来場者に、施設の前にある82台の駐車場の他、徒歩圏内に350台の臨時駐車場を急きょ設けて対応しているそうです。

商品作りは『尖る・刺さる・突き抜ける・ダントツ1番』
伊藤駅長:「静岡のおいしいもの、牧之原の抹茶、ここでしか買えない限定の物があって人気だと思います」
伊地アナ:「仕掛け方の極意とかコツは?」
伊藤駅長:「『尖る・刺さる・突き抜ける・ダントツ1番』という思いをもって商品を作ってます」
そんな思いをもって生まれた「そらっと」1番人気が…。
伊藤駅長:「牧之原さとり本店のソフトクリーム・クレープを今から買おうとしている。10時からオープンです」
伊地アナ:「それを待って、皆さん並んでいる」
それが牧之原産の抹茶をふんだんに使った見た目もインパクト抜群の『お濃茶ソフト』
客:「このソフトクリームがおいしい」
客:「とてもおいしいです」
客:「スゴイ濃厚でおいしい」
老若男女問わず大人気のソフトクリーム!これは味が気になりますよね。
伊地アナ:「こうやって食べるもんなんですか? これで正解『むせるほどおいしい』。スプーンもあります」

同じく、抹茶をふんだんに使ったパン。こちらは1日4回焼き上がりがあるんですが、20分~30分で完売してしまう人気との事。施設内にあるレストランでは、お茶の他、地元の食材を使ったメニューを楽しむことが出来ます
客:「夏休みも終わるし、最後のイベントで来た。食べ物は魅力的で迷っちゃう。おいしいものが食べられて、2学期からがんばれそうね」
ある商品を頼むとこんなイベントも…。
「しらすイベント。どっこいしょ~、どっこいしょ~、シラス~シラス~。まだまだ盛るよまだまだ盛るよ」
牧之原のお茶を練りこんだ蕎麦の上に、駿河湾産のシラスがこれでもかとのる「しらすどっさりそば」。様々な趣向で盛り上げています。実は「そらっと牧之原」を運営しているのは、熱海に本社があるTTCグループ。

伊藤駅長:「一番人気なのは熱海プリン」
伊地アナ:「あの熱海プリンですか」
TTCグループは、熱海で人気の「熱海プリン」など、評判店をいくつも手掛けています。そこで培ったノウハウを「そらっと」でも遺憾なく発揮しているというわけです。
伊藤駅長:「職のテーマパークですから、わくわくドキドキした気持ちで、牧之原知らない方たくさんいると思うので、まずは足を運んでいただいて、お茶の魅力と牧之原の魅力を知ってほしい」

近くには…
続いて「そらっと」から車で5分ほどのところにあるハウスを訪ねました。
伊地アナ:「ここにハウスがあります、造っているのはぶどうですかね」
こちら關(せき)さんは、「そらっと」がある坂部で仲間の若手農家4人と共に「サカベジラボ」として、共同でぶどうを栽培しています。出来たぶどうの半分ほどは「そらっと」に卸しているそうです。

こちらは關さんたちが作っているシャインマスカット。
伊地アナ:「甘い。みずみずしくておいしいですね。もう一ついいですか」
關さんたちは、お茶や米などそれぞれ本業とする農業の傍ら、5年前からぶどう栽培を始めました。
サカベジ ラボ 關泰行さん:「駅長さんも副駅長さんもとても熱い方。坂部をよくしたい、盛り上げたいという心意気がスゴイ。僕らもそれに感化されて一緒になって盛り上げたいという気持ちになった。お盆の、人が一番集まる時期に『ぶどう祭』を開催しようと話があった。僕らも一緒に店頭に立って試食販売をして、すごく盛り上がった」
サカベジ ラボ 横山淳さん:「今年やっと手ごたえを感じたというか、これからますます坂部をぶどうで盛り上げていきたい。一番いいタイミングで道の駅ができたので、僕らにとっても心強い場所が出来た」

今後はぶどうのほか、それぞれが作った農作物も「そらっと」での販売を予定しているとのことです。
伊藤駅長:「26番目の道の駅、牧之原では1号店なので、まずは牧之原に来てもらうお客さんを、この道の駅を通して作っていきたい。静岡県がもっともっと盛り上がればいいなと。その一翼は牧之原市から盛り上げたい」