「今回の暴挙に断固抗議」…田久保市長に労組団体が抗議声明 「長期にわたり市政を混乱。責任は重大」 静岡・伊東市
田久保真紀市長の学歴詐称問題に揺れる静岡県伊東市で、市長が市政の混乱を招いているとして、伊東地域労連が抗議する声明を出しました。
伊東市の田久保市長は、自身の学歴詐称問題をきっかけに、市議会から不信任決議が出され、10日に議会を解散しています。伊東地域労連は17日、田久保市長が市政の混乱を招いているとして、抗議する声明を出しました。
声明では、「市長の学歴詐称問題に端を発した一連の騒動は、市民福祉の向上と市政の発展に大きくブレーキをかけるものとなった。『全体の奉仕者』として、地方自治の先頭に立つべき市長の果たす役割を、まったく放棄していると言わざるを得ない」と断じています。その上で、「市長の個人的なことが発端にもかかわらず、長期にわたって市政を混乱させている責任は重大であり、市議会の不信任決議は当然。そればかりか、自ら職を辞することなく、権限だからと議会を解散したことは、膨大な選挙経費や市職員の負担、さらなる行政の後退などを考えれば到底理解できない。田久保市長によるこれまでの説明責任の放棄、嘘とごまかしなど数々の背任行為、その上の今回の暴挙に対し断固抗議する」としています。また、「一日も早く、住民が主人公の市政が誕生することを望む」としています。
伊東地域労連は、労働組合や事業所など34の団体が加盟していて、その中には市職員の労働組合も含まれています。
