何も説明しない田久保市長に対し図書館事業について市が公式見解を公表 静岡・伊東市

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議会から不信任を突き付けられた静岡県伊東市の田久保真紀市長。失職か解散か口を閉ざしたままですが、懸案の図書館事業を巡り市が公式見解を示す異例の展開となっています。

Q解散という  選択なのでしょうか?

伊東市 田久保真紀市長
「おはようございます」

Qその場合、市民に どういう説明をするのか?

Q図書館事業について市が見解を発表しましたが?

「おはようございます」

 報道陣の取材にきょうも答えなかった田久保市長。

 学歴詐称問題をきっかけに議会から不信任決議が出され、失職か議会解散か11日までに判断を迫られています。

 こうした中、伊東市は3日田久保市長が続投理由のひとつに挙げた新図書館建設事業について、市長就任直後に入札を停止したため、「現在は白紙状態」と公表しました。

 市長が会見で「水面下で激しく動いている」と発言したことが市民の混乱を招き、問い合わせが相次いでいるとして、市が公式に見解を示す異例の事態です。

伊東市生涯学習課 山下匡弘課長
「どういうことを市長は水面下という発言でおっしゃっているのかなというのが率直なところで、実際に事業を進めているのは我々です。市長から指示を受けて2案について協議、検討を進めております」

 図書館事業は現在、現在の図書館を補修しながら使い続けていく案と、閉校した小学校に移転する案の2つが検討されていて、田久保市長は今年度末までに実現の可能性を示すよう担当課に指示しています。

 不信任決議案が出されている田久保市長が、議会解散を選んだとしても新たな議会で不信任決議案が出され、失職する可能性があります。

伊東市生涯学習課 山下匡弘課長
「政治的な日程は今のところちょっと不透明な部分はありますが、新図書館の代替案を我々としては考える、進めるのが今命題になっていますので、その変わった先(市長)にご説明できるように十分に検討、協議を 進めていくというところに変わりはない」

伊東市生涯学習課 山下匡弘課長
伊東市生涯学習課 山下匡弘課長