伊東市政初 田久保市長の不信任案可決から一夜明け 伊東市役所では…

市長への不信任決議案の可決から一夜。
伊東市の選挙管理委員会も忙しくなってきています。
Q.市長、おはようございます
Q.議会の解散か失職か、気持ちは決まったでしょうか?
伊東市 田久保真紀市長
「おはようございます」
Q.いつ表明されますか?
「おはようございます」
決断まで、残された時間はあと9日です。
不信任決議は可決
伊東市議会 中島弘道議長
「賛成の諸君の起立を求めます。起立、全員であります。市長に対する不信任決議は可決されました」
出席した市議19人全員が市長への不信任に賛成。
最大の焦点は、田久保市長が失職を選ぶのか、議会を解散するのかどうか。
関係者への取材では、議会を解散する意向だといいます。
伊東市 田久保真紀市長
「議会の意向はお伺いしました通り、非常によく分かっております。ですが、受け取って即答する類いのものではないと思うので、まずは持ち帰り、もう一度、不信任決議の中身を見て考えた上で決めたい」
“田久保劇場”による混乱の3カ月を経て、
市長選か市議選、いずれかの選挙が実施されることが確定した伊東市。

伊東市の選挙管理委員会では
2日、伊東市役所の一室では選挙に向けた“引っ越し作業”が行われていました。
作業していたのは、選挙管理委員会のスタッフです。
伊東市選挙管理委員会 鈴木康之事務局長
「選挙の準備をするために今荷物等を運んで準備を進めているところです。引っ越しの準備をし始めたところですね。今日からということになります」
作業スペースなどの都合から、選挙が近付くと恒例となっている“引っ越し”。
言うなれば、選管の“選挙モード”です。
伊東市選挙管理委員会 鈴木康之事務局長
「なかなか先は読めないところではありますけれども、どちらの選挙もできるような形で、今準備を進めているところです」
田久保市長が議会を解散すれば、任期途中で予定にない市議選が行われることに。
市によりますと、市議選にはおよそ4500万円の費用がかかります。

伊東市議は
定数20の伊東市議会、現職の市議がこちらです。
前回の市議選は2年前で、任期を半分残して、選挙戦となることが濃厚です。
早速動き出している市議も…。
前回の市議選で初当選した、虫明弘雄市議。
後援会のメンバーと今後について打ち合わせを行っていました。
支援者
「たぶん日本の中で一番今伊東市が良い意味でも悪い意味でも目立っていると思うので、みんながここで一致団結して頑張っていただければいいなって思います」
支援者
「どこのテレビを見ても田久保さんの話がニュースになっているんですよ。ちょっと恥ずかしい。見てて情けない」
虫明弘雄市議
「そうですよね。そういう意見がたくさんありますので、そこを本当に市議会議員の一人としてしっかり受け止めて真剣にやっていかないと進まないと思うんですよね」
一連の騒動は、田久保市長“個人の問題”ですが、議会を解散することも正式に認められた選択である以上、選挙に向けて準備せざるを得ないのが実情です。
虫明弘雄市議
「無駄な税金がかかってしまう可能性もありますし、一方では市民の皆さんにしっかりとした審判を下していくいいタイミングでもあると思いますけども、果たしてそれがまかり通るのかというところもしっかり考えて、市長には行動してもらいたいと思います」
