「救急車購入に充てて」と5000万円寄付…「以前お世話になった」と市民が匿名で 市は「高規格救急自動車」購入へ 静岡市

 静岡市は、匿名の市民から救急車購入の資金として5000万円の寄付があったと発表した。

 市によると、9月5日、静岡市の匿名の市民から5000万円の寄付を受けた。電話で寄付の相談があったと言い、「以前、お世話になったことがあるため、救急車の購入費用として役立ててください」と伝えられたという。

 市消防局は、更新のタイミングに合わせて、救急救命士が高度な処置を行うために必要な資機材を搭載した高規格救急自動車1台を購入することを決めた。車両は来年度、納入の予定。

 難波喬司市長は「このたびは、本市の救急体制の充実のためのご支援を賜り、心より感謝申し上げます。いただいたご寄附は、高規格救急車の購入のために活用し、市民の皆様の安全・安心の確保に役立ててまいります。今後も、市民一人ひとりが安心して暮らせるよう取り組んでまいります」とコメントしている。

静岡市役所
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