「帝国劇場のゼロ番に立つというのは夢の夢」 俳優・別所哲也さんが帝国劇場の魅力を語る 静岡市

静岡県島田市出身の俳優・別所哲也さんが、静岡市で開かれた公開講座で、主役で立ったこともある帝国劇場の魅力を語りました。
俳優・別所哲也さん
「ミュージカルの場合は(劇場の)センターにゼロという数字が 小さく打ってありまして、そこから左右に1番2番3番4番と左右対称に番号がふってあって、その番号の位置で演出上どこに立つかというのが決まるんですけど、主人公がゼロ番に立つ。帝国劇場のゼロ番に立つというのは夢の夢。2千人以上のお客さんを前に、まさに役者冥利に尽きる」
別所さんは劇場専用ホール並の性能を持つ清水文化会館マリナートで、劇場の歴史などに着目した公開講座の初回ゲストとして、帝国劇場の魅力などを話しました。
帝国劇場は、明治44年日本初の西洋型大劇場として生まれ、現在は建て替えのため休館しています。
集まった150人に、レ・ミゼラブルなどの主役として「帝劇」に立った別所さんは、出演の際の秘話も披露。
公開講座は4回行われ、ミュージカルや寄席など劇場の魅力についてそれぞれゲストを迎え読み解くということです。