凶器は自宅にあった包丁…複数の傷の一部は頸動脈に達し、致命傷となったか 中学生の娘による母親刺殺事件 静岡・牧之原市
静岡県牧之原市で40代の母親が13歳の娘に刺殺されたとみられる事件で娘が自宅にあった包丁を使ったとみられることが新たに分かりました。
16日深夜、牧之原市の住宅で40代の母親が首などを刺され、死亡しました。
警察はこの家にいた13歳の娘が母親を刺したことを認めたため児童相談所に通告しています。
その後の調べで、娘は自宅にあった包丁で母親を刺したとみられることが関係者への取材で分かりました。
自宅からは血の付いた包丁が見つかっていますが娘が事前に購入した形跡はなかったということです。
また、警察は19日、母親の死因について「失血死」と発表しました。
母親には首付近を中心に複数の傷があり一部は頸動脈にまで達し、致命傷になったとみられています。
娘は、「事件の前、スマホをめぐって母とトラブルがあった」という趣旨の話をしていたということです。
娘は14歳未満のため、刑法の規定で刑事責任を問われない「触法少年」にあたり、警察は動機などを慎重に調査して児童相談所に送致するなどの手続きをとる方針です。
事件後、県教育委員会は娘が通う中学校にスクールカウンセラーを派遣・常駐させ、生徒の心のケアにあたっています。