女子中学生の自殺ほう助と未成年者誘拐で無職の男に懲役3年求刑 浜松市

浜松市の女子中学生を誘拐し、自殺を手助けした罪に問われている男の裁判で、検察は懲役3年を求刑しました。

画像: 女子中学生の自殺ほう助と未成年者誘拐で無職の男に懲役3年求刑 浜松市

福岡市東区の無職の男の被告(33)は、3月、当時中学3年生の少女(15)を、浜松市内のコンビニからレンタカーで連れ去った未成年者誘拐の罪と、キャンプ場のテントで、睡眠薬と練炭を使い、少女の自殺を手助けした自殺ほう助の罪に問われています。
これまでの裁判で、被告は自殺ほう助の罪は認めている一方で、未成年者誘拐の罪に関しては「誘惑していない」として、否認しています。

きょう7日、行われた裁判で検察側は「自ら主導し、時間をかけて家族と引き離すなど、犯行は計画的」と指摘。「被害者の命や家族の心情を顧みず、身勝手で無責任」として、懲役3年を求刑しました。
一方、弁護側は、「被害者は強い自殺願望があり、被告人は自殺決定に影響を与えておらず、場所や方法も指定されるなど、誘拐行為も認められない」として、執行猶予付きの判決を求めました。
判決は11月17日に言い渡される予定です。