未明に回送列車に異常が見つかり始発から静岡県内での運転をすべて見合わせ 全線運転再開は午後0時半ころ JR東海

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未明のトラブルは通勤時間帯を直撃しました。午前2時半ごろJR東海道線の回送列車に異常が見つかりJR東海は、始発から静岡県内での運転を見合わせました。全線が運転再開したのは午後0時半ころでした。

白鳥衛記者
「この時間帯本来であれば通勤ラッシュということで多くのサラリーマンの姿があるんですが、改札前、普段と比べるとほとんど人がいません」

 JR東海によりますと、午前2時半ごろ焼津市内を走行していた回送列車のパンタグラフから火花が出ていることを乗務員が見つけました。

 設備を点検したところ車両のパンタグラフが損傷していたということで、東海道線は熱海駅~豊橋駅間の上下線で
始発から運転を見合わせました。

仕事で静岡駅から清水に向かう70代
「9時までに現場に行かないといけないんだけどもう
9時だもんね。家に帰っても良いんだけどその間に動いたらまずいししょうがないよね」

 影響は県内の広い範囲で。

大野裕輝記者
「午前10時すぎのJR浜松駅です。こちらでも列車の発車時刻が読めず改札前に人だかりができてしまっている」

20代女性
「最終目的地は北海道で、駅に着いたら混乱してて今どうしようかなと悩んでいる状況です」

浜松駅から磐田駅へ向かう会社員
「本当に動くかどうかきょう仕事ができるのか不安な気持ちでいっぱいです」

 東海道線は設備の点検などを行ったうえで、午後0時半ごろまでに全ての区間で運転を再開しました。

 東海道線の混乱は5日も。

坂井剣一郎記者
「午後8時ごろのJR静岡駅です。在来線の電光掲示板を見ると電車の行先は表示されておらず、新幹線の切符売り場を見ると多くの人が切符を求めているのが
分かります」

 JR東海によりますと、5日午後4時半ごろにも安倍川駅で列車のパンタグラフに異常が確認され、沼津駅~浜松駅間の上下線で最長でおよそ4時間にわたって運転を見合わせました。

 2日に渡って静岡県民の足を直撃した東海道線のトラブル。

 JR東海は2つのトラブルに関係があるのかも含めて原因を調べています。

坂井剣一郎記者
坂井剣一郎記者