静岡市の高校生が地元のプロスポーツチームとコラボ弁当を開発 完成した2種類のお弁当はイベントで販売
静岡市の高校生が地元のプロスポーツチームとコラボ弁当の開発を進めています。商品づくりの現場を取材しました。
●古賀りなアナウンサー:
「高校生の横でおにぎりを握っているのは…現役のプロ野球選手。いつもはボールを握っていますが、今日はおにぎりを握っています」
●野村裕樹選手:
「おにぎりは(作るの)苦手です。形が難しくて」
●生徒との会話:
「普通科?」「商業科です」「商業科?商業科ってあるの?」
11日、清水桜が丘高校商業科の生徒が、プロスポーツチームとコラボ弁当の試作に臨みました。「食とスポーツ」をテーマに食の力で地元のスポーツを盛り上げようという取り組みです。
参加したのは、プロ野球くふうハヤテの選手2人とプロバスケットボール・Bリーグベルテックス静岡のスタッフ2人。くふうハヤテの野村裕樹投手は、清水桜が丘高校出身です。
●野村裕樹投手:
「高校生とあんまり関わる機会がなくて、しかも自分の母校なのですごく楽しみです、完成が。」
●今井瞳さん:
「スポーツ選手と関わるってなかなかできないことなので、やっぱり貴重な経験ができてうれしいなって思いますね」
10月下旬に選手や栄養士に意見を聞いて、メニュー作りを進めてきました。
●佐藤宏樹投手:
「脂質はあんまできるだけ取ってないって感じです。油とか、揚げ物とかは基本食べないし」
●福原夏萌さん:
「事前に選手が意識している食生活について伺っていたので、そこの部分を意識してメニューを考えました」
●古賀アナ:
「にぎやかな雰囲気で調理が行われています。一体どんなメニューが作られているんでしょうか」
●ベルテックススタッフ畠山さんと生徒会話:
「手伝ってほしいですよね」
「ははははは、いいね」
●生徒の会話:
「くっついちゃう」
「カメラの前だから緊張してるんじゃない」
完成したのはプロアスリートのリクエストに応えた2種類のお弁当。ヘルシーに仕上げた葉ねぎと豆腐のおやきに、珍しい味つけで飽きずに食べられるさつまいもとかぼちゃの塩バターキャラメル。
もう一つは筋肉作りに必要なたんぱく質が豊富な、鶏肉のグリルねぎ塩だれをメインに、さつまいもとれんこんの甘辛炒めを添えました。
おにぎりもタンパク質を意識した具材を多く使い、廃棄されるはずだった規格外野菜を取り入れ環境にも配慮しています。
●野村裕樹投手:
「いただきます」
●佐藤宏樹投手:
「え、キャラメル味だ」
●伊東美羽さん:
「(食事で)何を大切にしてるかというのを実際に聞けたのがとても貴重な体験でした」
●福田陽平さん:
「美味しかったんで、ペロリです。今どきの話も知らない話もたくさん聞きながら、すごく楽しい時間を過ごせました」
お弁当作りを通じて地域とチームのつながりが生まれました。
●小泉真由子先生:
「ニコニコしてるので本当に楽しそう。振り返った時に大きな学びがあるんだろうなっていうのは感じています」
完成した2種類のお弁当は、11月30日に青葉シンボルロードで開催されるイベントで販売されるほか、ベルテックス静岡やくふうハヤテのホーム戦でも、販売を予定しているということです。
