ヘリコプター運航会社が機体の傷を修復せず2年以上運航…整備記録も改ざん 国土交通省が業務改善勧告
静岡市のヘリコプター運航会社が、機体の傷を修復しないまま整備記録を改ざんし、2年以上運航していたとして、国土交通省から業務改善勧告を受けました。
18日付で業務改善勧告を受けたのは、静岡市のヘリコプター運航会社「静岡エアコミュータ」です。国土交通省東京航空局によりますと、静岡エアコミュータは2020年7月、SBS=静岡放送が使用するヘリコプターの整備作業中に誤って機体を損傷させたにもかかわらず、必要な修復をせず、およそ2年3カ月にわたり運航を続けていたということです。また、整備記録の改ざんもあったということです。
静岡エアコミュータは「信頼回復と安全運航に全社を挙げて取り組みます」などとしています。
一方、静岡放送は「信頼を裏切る行為で誠に遺憾。厳重に抗議し、詳細な経緯の説明を求めている」とコメントしています。