伊東市長選にこれまで9人が立候補を届け出 前市長の失職に伴う異例の今年2回目の市長選
7日告示された、伊東市長選。前市長の失職に伴い、今年2回目となる“異例の市長選”は、7日から7日間の選挙戦に突入しました。
これまでに立候補したのは、届出順にご覧の9人です。立候補の締め切りは午後5時ですが、すでに過去最多の争いが確定しています。
混乱した市政の立て直しを誰に託すのかが最大の焦点となる、今回の市長選。候補者乱立によって法定得票数に届かなければ、“再選挙”になる可能性もあります。
●無・前職 田久保真紀候補(55):
「あの立場にどうしても戻ってほしくないと言う人たちがいるなら、私は戻らなくちゃいけない。今のしがらみの構造、利権の政治、これと戦えるのは候補者の中で誰なんですか。メガソーラーの計画はこのままあらぬ方向に進むかもしれない。あの山が危ない、この海が危ない。それを防ぐことができる、もう一度ひっくり返すことができるのは私しかいない」
●無・元職 自民推薦 小野達也候補(62):
「行政はやはり安定していなければいけない。一人ひとりの暮らしを支えていかなければいけない。財政をしっかり立て直してきた大きな基金について、まずは皆さんの暮らしに投資していく。皆様のお手元に市内で使える商品券を直ちに送り、そして市内事業者を支えながら、皆さんの暮らしを、そして混沌とした伊東市を正常化させてまいります」
● 無・新人 国民推薦 杉本憲也候補(43):
「この伊東市、足の引っ張り合いをしている場合ではありません。皆さんのご要望を、やれる政策として、法律に基づいてしっかりと実現させていく。現役世代が苦しい思いになっていくと、子どもも育てられません。高齢者の皆さんも支えられないんです。だから私は現役世代の皆さんの負担を軽くする。そのために今皆さんのご負担になっている給食費の無償化、これを継続させていく」
●諸派・新人 鈴木奈々子候補(52):
「私はメガソーラー撤廃を掲げておりまして、完全にもう建てさせないという気持ちでおります。市民の雇用を促進し、市民全体の年収を上げていくことによって、バラマキ政策などではなく、市民のお金をどんどん増やしていこう」
●無・新人 利岡正基候補(52):
「本当に伊東に暮らしてよかったなと、みんなが思える町。私はこれが作れる、とにかく私が強いのは観光です。観光でこの町を良くして、いろんな方がいろんなサービスを受けられたら本当に幸せだと思います。豊かな伊東にしたい。これだけは誓わせていただきます」
●無・新人 石島明美候補(58):
「今一番大切なのは清潔で正直な政治だと確信しております。私が一番嫌いなことは嘘です。私はしっかりと若者がこの町に戻ってきて、結婚して、子どもたちを生み育てていく、安心して暮らせる、そういう社会を作っていきます」
●無・新人 岩渕完二候補(73):
「市政を立て直すとか言っていますが、そんなことは公約にするような問題ではないです。当たり前に普通にマネジメント能力があれば普通に戻ります、経営感覚があるかどうか、そこがポイントです。他者と比較するのではなくて、私ができるんです」
●無・新人 黒坪則之候補(64):
「普通の町の倍以上の速度で少子化が進んでいる。このままだと誰がどう見ても伊東は5年後、10年後ないねと、崖っぷちだねと。オール伊東で打破していかないと、この伊東、この危機状況から救えないと、こういうふうに確信しております」
●無・新人 大野恭弘候補(58):
「私が真っ先にやらなければいけないと思っているのは、図書館の建設、食の商品化、自習室の整備であります。(図書館建設を)商店街活性化の呼び水にしたいと思っています」
14日に投開票を迎える伊東市長選。8日から市内5カ所で、期日前投票が始まります。

