リニア新幹線 静岡工区めぐり市民団体が要望書を提出 「全量戻し」の方策について科学的・工学的な説明求める 県「JR東海としっかり対話していく」

リニア中央新幹線の静岡工区を巡る大井川の水問題について、2つの市民団体が水の全量戻しの方策の説明などを引き続きJR東海に求める要望書を静岡県に提出しました。

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リニア新幹線 静岡工区めぐり市民団体が要望書を提出 「全量戻し」の方策について科学的・工学的な説明求める 県「JR東海としっかり対話していく」

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「リニア中央新幹線静岡工区に関する要望書を提出します」

10日午前、県に対して要望書を提出したのは2つの市民団体です。

 要望書では、JR東海に対してこれまで通り実現可能な「全量戻し」の方策についての科学的・工学的な説明を求め続けることや、大井川流域自治体との連携強化のため流域自治体に対して県専門部会へのオブザーバー参加を求めることなどを訴えています。

 これに対し、県は「県民の懸念に対してしっかり応えられる状況になるまでJR東海としっかり対話していく」と回答しました。

 また、JR東海が計画している「ボーリング」については喫緊の課題だとして「早期に県の専門部会を開き、JR東海と対話したい」としています。

大井川の水を守る62万人運動 福田由紀子さん:
「専門部会など2時間級の会議が繰り返される中で、状況をしっかりつかみ切れないうちにどんどんことが進んでいくように見えてその危機感から何かアクションをしようをいうことで要望書を流域首長と県へ提出した」