「一部で中国人観光客減少の影響がみられた」日本銀行静岡支店は前月に続き判断を据え置き
日本銀行静岡支店は12月の県内の景気について、一部で中国人観光客減少の影響がみられたとしたものの、前月に続き判断を据え置きました。
日本銀行の平田泰隆静岡支店長は、24日に行われた定例会見で、県内景気の全体について「一部に弱めの動きも見られるが、緩やかに回復している」と前月の基調判断を維持しました。
一方、日中関係の悪化がもたらす県内の宿泊業への影響については、今回の概況で唯一、「横ばい圏内の動きとなっている」から「一部に弱めの動きもみられるが、横ばい圏内の動きとなっている」に判断が引き下げられました。
●日本銀行 平田泰隆静岡支店長:
「旅館・ホテルの宿泊者数が、一部で中国人観光客減少の影響がみられていたことを踏まえ『一部に弱めの動きも見られるが』という表現を変え、判断を引き下げます」「ただその他の地域からの外国人客が増えており、また日本人客も年末年始の予約枠が好調という声も聞かれておりますので、宿泊者数全体としては、引き続き『横ばい圏内』という判断をしております」
旅館・ホテルの宿泊者数の評価の変更は、2025年7月以来5カ月ぶりの引き下げです。

