「やりがいを感じているので、この勢いで4年間を駆け抜けたい」 田久保前市長の失職に伴う市長選で初当選 杉本新市長が会見

 伊東新市長就任から10日。初の定例記者会見に臨んだ杉本憲也市長は「すぐやるの精神で皆様のご期待に添えられるよう市政運営・舵を取ってまいる」と改めて決意を述べました。

 始まったばかりの市長職について問うと「予想以上に市長職は忙しいし責任を負う仕事だと改めて感じた。一方でやりがいを感じているので、この勢いで4年間を駆け抜けたい」と意気込みを語りました。

 杉本市長が忙しいと言うように、市政の正常化に向けて精力的に職務を行っています。就任から2日後(17日)には、伊豆半島の首長が集まる「美しい伊豆創造センター理事会」に出席し、市長らと挨拶を交わします。

 熱海市の斉藤栄市長からは「自分は杉本市長と同じく43歳で市長になった。当時は伊東温泉に通い、伊東市から観光を学んだ。今の熱海があるのは伊東市のお陰で、熱海市のノウハウを全部教えるから」と有難い言葉を受けていました。

 その夜の「リノベーションまちづくり講演会」では、空き店舗など地域資源を活かした取り組みについて「(傍聴の)皆さんと一緒に新しい伊東を創って行きましょう」と発言。

 18日には県定例市長会に出席。また25日までに27団体から表敬訪問があり、要望などを受けていました。

 市政の正常化に向けて着実に進めている杉本市長。混乱した半年間を振り返り、市の担当者は「本来の業務に戻った」と市政運営の舵を握る若いリーダーに期待している様子です。

 定例会見で杉本市長は「半年間の遅れを1日でも早く取り戻したい。市民を裏切ることなく市政を進めていきたい」と語っていました。新市長の手腕に注目が集まります。

杉本憲也市長
杉本憲也市長
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