亡くなった女の子の遺族「死を無駄にしたくない」女子児童4人が死傷した事故から1年

 2025年、浜松市の舘山寺町で、小学生4人が死傷した事故から24日で1年。亡くなった女の子の遺族は、「毎日会いたいと思っている」と、今の心境を語りました。

●和田佳代子記者:
「あの悲惨な事故から1年がたちます。事故が起きた現場付近には女子児童をいたみ花が手向けられています」

 きょうも現場には、献花に訪れる人の姿がありました。

●女子児童のの同級生:
「いつもありがとう。見守っていてほしい」

●同級生の母親:
「幼稚園から同じで、今も(小学校の)教室に机がある。ショックが大きかった。(事故から)1年経ってやっと来られた」

亡くなった女の子の遺族「死を無駄にしたくない」女子児童4人が死傷した事故から1年

 あの日から1年。遺族の時間は止まったままです。

●女子児童の伯母:
「いない現状は受け入れられない。会いたいしか毎日出てこない」

 ニコニコした笑顔がチャームポイント。明るくて人懐っこく、周りから愛されていました。しかし1年前のきょう。

 2025年3月24日午後4時半ごろ、女の子4人の自転車の列に軽トラックが突っ込みました。小学生3人が重軽傷を負い、当時小学2年生の女子児童(8)が、死亡しました。

 22日、女子児童の一周忌を終えた遺族が、事故現場を訪れ、手を合わせました。

●女子児童の伯母:
「こんな非日常的な生活になるとは思っていなかった。もう本当に(生活が)一変してしまっている写真を見るたびに今夢なのかなって、つらくて変わらない」

●女子児童の祖母:
「去年のことが鮮明にまた蘇ってきて今いないんだっていうのがすごく強く感じます」

 軽トラックを運転していた被告の男は過失運転致死傷の疑いで逮捕されました。調べに対してこう供述しています。

「ぶつかった当時の記憶がない」「過去にも気づいたら事故を起こしていた」「過失として扱われるのは納得できない」

 遺族は、危険運転の適用を求めるおよそ3万8千人分の署名を集めて2026年1月、検察に提出。その3週間後、検察は男を危険運転の罪で在宅起訴しました。持病の影響で意識を失う可能性がある状態で、軽トラックを運転したと判断したのです。まもなく裁判が始まります。

●女子児童の祖母:
「(裁判では)真実を言ってもらいたい。うそを言うんじゃなくて」

●女子児童の伯母:
「正当な裁きを受けて素直に受け入れてほしい。自分のしたことを自覚してもらって」

 女子児童の姉は、事故で頭を骨折し、一時意識不明に。その後回復して、学校に通えるようになりましたが、頭や体に強い衝撃が加わらないよう、今も生活は制限されています。

 姉は、女子児童の話をほとんどしないといいます。それでも買い物に出かけると妹の分もお菓子を買ってお供えするそうです。遺族の願いは、幼い子どもが犠牲になる、このような事故を減らすこと。

●女子児童の伯母:
「事故が風化してもらいたくないって思いが本当に強いですね。交通事故を減らしてもらいたいという気持ち。死を無駄にしたくない」 

亡くなった女の子の遺族「死を無駄にしたくない」女子児童4人が死傷した事故から1年