東北地方で震度6強 静岡県富士市で2万7000軒が停電 大規模停電を防ぐシステムが作動
16日夜、東北地方で震度6強の地震があり、静岡県内でも富士市と御殿場市で震度4を観測しました。富士市では一時、2万7000軒が停電しました。
16日午後11時36分ごろ、福島県沖を震源とするマグニチュード7・4の地震が発生。福島県と宮城県の一部で震度6強を観測し、沿岸部に津波注意報が出されました。現在、注意報は解除されています。
この地震で、県内でも富士市と御殿場市で震度4、静岡市や沼津市など28地点で震度3など広い範囲で揺れを観測しました。
この地震でJR在来線には最大で55分の遅れが…。
乗客:「揺れは1回だけでしたけど、結構揺れました。みなさん落ち着いていて『ちょっと揺れたな』くらいで、そこからみんな携帯を見て『地震があったんだ』みたいな」
タクシー運転手:「車の中にいて揺れたのが分かったので、何人かがドアを開けて降りて、『おい地震だ』と言って、みんなで声を掛け合いました」
県内で大きな影響を受けたのが富士市です。
「午後11時55分の富士市国道1号バイパスです。現在信号が停電により消えています」
富士市では一時、約2万7000軒が停電しました。東京電力パワーグリッドに
よりますと、地震による設備の損傷などで電力の需給バランスが崩れた場合に発生する
大規模な停電・ブラックアウトを防ぐため、自動的に需要側をストップするシステムが
作動したということです。大規模な停電は1時間半ほどで復旧しました。
一夜明け、富士市民は…
富士市民:「揺れました。11年前(東日本大震災)、あれよりは揺れましたね」
県によりますと、停電以外に県内では被害やけが人はないということです。