「富士宮焼きそばの革命」!? ソースの代わりに富士山の湧水で育てた地元の名物を 静岡・富士宮市

 たっぷりのキャベツと豚肉からできた“肉かす”。「歯ごたえのある蒸し麺と濃厚なソースが特徴の富士宮やきそば。今回尋ねたのは…

笹村朱里アナウンサー:「富士宮市にきています。静岡浅間大社のすぐ近くのお宮横丁に富士宮やきそばのアンテナショップがあります。富士宮グルメを楽しもうときょうも多くの方が訪れています」

「富士宮焼きそばの革命」!? ソースの代わりに富士山の湧水で育てた地元の名物を 静岡・富士宮市

東京から:「富士宮といえばやきそば。大好きです」

東京から;「浅間大社から来た時も入った瞬間からソースの香りがする。食欲そそられる」

神奈川から:「めっちゃ好き、めっちゃ好き」

東京から:「富士に生まれたから富士宮やきそばしか食べたことない。歯ごたえと肉かす、出汁粉がないとやきそばじゃない」

お宮横丁
お宮横丁

 地元の方からも観光客からも長年愛されている富士宮やきそばに、3月新たな展開が…。

笹村アナ:「今月からの新商品が出たと聞いたんですけど? ひとつ注文してもいい?」

 通常の富士宮やきそばと同様、たっぷりのキャベツに、名物の“肉かす”を合わせて、コシのある蒸し麺を炒めます。ここまでは全くおなじ調理法ですが…

「富士宮焼きそばの革命」!? ソースの代わりに富士山の湧水で育てた地元の名物を 静岡・富士宮市

ソースの代わりにニジマス魚醤

 ここで、新しい富士宮やきそばのカギが登場。

富士宮焼きそばアンテナショップ 渡邉研介社長:「シンプルにソースの代わりにニジマス魚醤を使って、香りと味を存分に楽しんでもらいたくて作りました」

「富士宮焼きそばの革命」!? ソースの代わりに富士山の湧水で育てた地元の名物を 静岡・富士宮市

 実は富士宮の特産品ニジマスでできた魚醤を使っているんです。こちらがそのニジマスの養殖場。

富士養鱒漁業協同組合 栗田岳志さん:「こちらがニジマスの池になります」

笹村アナ:「よく見ると、ちょっと小さめサイズのニジマスがたくさんいます」

栗田さん:「これだけきれいな水で育っているので、水になにもにおいがないので、魚に嫌な臭いが全くないとても食べやすい魚。ほんと富士山の恵って感じ」

「富士宮焼きそばの革命」!? ソースの代わりに富士山の湧水で育てた地元の名物を 静岡・富士宮市

 ニジマスの養殖に欠かせないのが“冷たくてきれいな水”。富士山の湧水があふれる富士宮市はまさに、ニジマスの養殖の最適地。富士宮市はニジマスの生産量が日本一なんです。

栗田さん:「出荷する前に選別をするが、規格外になってしまう魚を魚醤に使う」

「富士宮焼きそばの革命」!? ソースの代わりに富士山の湧水で育てた地元の名物を 静岡・富士宮市

 養殖場から車でおよそ30分のところに富士養鱒漁業組合の加工所があります。

笹村アナ:「ニジマスの魚醤を聞いたことがなかった」

栗田さん:「調べたりしたけど、商品で販売しているものは見かけなかった」

笹村アナ:「全国でここだけ?」

栗田さん:「そうですね」

 材料は骨ごとミンチにしたニジマスと富士山の伏流水、塩のみ。加熱しておよそ1週間発酵させるとドロドロになります。

笹村アナ:「味噌とまではいかないけど、しっかりとろみが出てきていて香りが強い」

 さらにあらごしをして骨などを取り除き、一晩かけて濾すと、透き通った液体になるんです。それを煮沸して発酵を止めたものが瓶詰めされます。こうしておよそ1カ月かけて魚醤を作ります。

「富士宮焼きそばの革命」!? ソースの代わりに富士山の湧水で育てた地元の名物を 静岡・富士宮市

笹村アナ(ニジマス魚醤食リポ):「一滴だけで、ニジマスのうま味がやってきます。上品な感じがします」

栗田さん:「ニジマス自体がクセのない魚。魚醤にしたときにも匂いがキツくなくて、たんぱく質が非常に豊富なので、たんぱく質が分解されて作られるアミノ酸の数もとても多く、非常にうまみの強い魚醤」

ニジマスの魚醬はとてもしょっぱいのでちょっとだけ
ニジマスの魚醬はとてもしょっぱいのでちょっとだけ

そのお味は…

 そんな富士宮だけのニジマスの魚醤とコラボした富士宮やきそばとは…。

笹村アナ:「見た目ではこれまでの富士宮焼きそばとの違いは分からないです。ただ、香りがふんわり優しいニジマスの香りが感じられます。魚のうま味がドーンとやってきます」

「富士宮焼きそばの革命」!? ソースの代わりに富士山の湧水で育てた地元の名物を 静岡・富士宮市

 今回のやきそばの誕生は「テーブルバトン」という富士宮市の団体からの提案がきっかけでした。地域の生産者と飲食店をつなぐ活動をし、地産地消を盛り上げる団体です。

渡邉さん:「もっとやきそばだけでなく、町おこしに貢献したいと常々思っていて、ちょうどありがたい話をいただいて、ニジマスも富士宮では有名なので、発信するちょうどいい機会だと思って今回新たに作った。3月1日に毎年行われているにじます祭りがあって、そこに合わせて出した」

「富士宮焼きそばの革命」!? ソースの代わりに富士山の湧水で育てた地元の名物を 静岡・富士宮市

 発売しておよそ3週間。お客さんの声は…。

富士市から:「新しいのでどうかなと思って食べてみました。(富士宮やきそばと比べて)こっちはさっぱりした味。これもこれで好き」
 
渡邉さん:「クセがなくてうまみがあって美味しいといっていただくことがとても多い。今回富士宮やきそばを介して、さらにニジマスという名物を広められることをうれしく思う。これからもいろんなお店を通じて広めていきたい」

笹村アナ:「これは富士宮やきそば革命ですね間違いないです」