熱海富士がちびっこ相撲に登場 対戦した小学生「熱海富士より早く静岡県初の横綱に」 静岡「三島場所」
9日、8年ぶりに開催された大相撲の地方巡業「三島場所」。熱海市出身の熱海富士が三役に昇進後、初めて地元に入り、会場に集まった3500人の相撲ファンを沸かせました。
片山真人アナウンサー:「まもなく巡業のお楽しみコーナーの一つ、ちびっこ相撲が行われます。こちらの会場では、熱海富士関の出身クラブ、三島相撲クラブの子供たちが集まっています。これからちびっこ相撲に臨むということで、未来の熱海富士関がこの中から誕生するかもしれません」
今回、力士に胸を借りるのは、5歳から14歳までの10人。相撲歴4年、小学6年生の宮代智尋さんの目標は…。
宮代智尋さん(小学6年 沼津市在住):「静岡県初の横綱を目指して頑張っています」
Q:今、熱海富士関が近づいていますけど、それよりも先に?
A.「はい」
Q:熱海富士関とやれる可能性がありますけれども、どうですか?
A.「楽しみです。緊張しています」
一方、こちらは身長156センチ、体重71キロ、伊東市に住む中学1年生、濱野友聖さん。
濱野友聖さん(中学1年 伊東市在住)
Q:大勢人がいますよ。ああいう中で土俵に上がるのは初めて?
A.「初めてです、最近始めたんで」
Q:そうなの?相撲歴どれぐらい?
A.「今7カ月ぐらいです」
Q:7カ月であの土俵ですよ?
A.「めちゃくちゃ、うれしいです」
Q:このクラブの先輩でもある熱海富士関とも、やる可能性ありますけれども?
A.「ずっと見ていて応援していたので、やれるとしたら、めちゃくちゃ楽しみ」
コーチの加藤さんは、熱海富士の2年先輩。当時、一緒に三島相撲クラブで汗を流していたそうです。
三島相撲クラブ 加藤廉生コーチ:「こうやって大出世して、地元の巡業に帰ってきてくれるっていうのは、本当にこれ以上ない最大の恩返しというか、とても光栄なことなので、見るだけでちょっと泣いちゃいそうです」
Q:当時も強かった?
A.「当時も強かったです。とても負けず嫌いで、それが今、活躍につながっていると思います」
まずは、宮代さんが挑みます。相手は、あこがれの先輩、熱海富士。
片山アナ実況:「小学6年生の宮代くん、熱海富士にぶつかる、後ろを取った、必死に押します、しかしなかなか動かない、あー持ち上げられた、耐えた、押す、足を持つ、動かない、大きな体、最後土俵際どうだ、押せるか、押せるか、動かない大きな体、おっ、引いて、おー、最後は引いて熱海富士に勝ちました宮代くん」
最後は、土俵際の熱海富士の左足を引っ張り、宮代さんが勝利。
そして、相撲歴7カ月、濱野さんの順番がきました。
片山アナ実況:「おっと濱野くん、倒されました、ちびっこ相撲、基本的に子どもが勝つというお決まりがあるんですが」
場内アナウンス:「熱海富士が手をついていませんので、取り直しといたします」
「お決まり」を無視して、中学1年生に勝ってしまった熱海富士。取り直しの一番では…。
片山アナ実況:「おっ、両手いっぱいに塩を持ちましたよ、一山本関に向けて塩をまいたという濱野くんでした。大きな体ですが俊敏な濱野くん、土俵際です、どこからどう押すか、押し出した、濱野友聖、大先輩・熱海富士を押し出しました」
憧れの大先輩との稽古を終えた2人は…。
宮代智尋さん(小学6年 沼津市在住):「緊張しました」
Q:立ち合いどうでした?
A.「やったことがない強さがあって、その重たさっていうのがあって。やりにくかったです。」
Q:どんな時間でした?熱海富士との取組は?
A.「幸せでした」
濱野友聖さん(中学1年 伊東市在住):「筋肉が当たった時に、すごい全身に来て、もうめちゃくちゃすごかったです」
Q:将来の夢は
A.「力士で、熱海富士に追いつくことです。一生懸命稽古して、今は熱海がブームなんですけど、伊東を盛り上げられるように頑張ります」
盛り上がりをみせる三島場所。いよいよ、ファン待望の“あの時間”
会場アナウンス:「ただいまより、関取衆の土俵入りであります。小結熱海富士、静岡県出身、伊勢ヶ浜部屋」
会場のボルテージも最高潮に。メインイベントの「取組」を前に、熱海富士は初めての三役そろい踏みに臨みます。
片山アナ実況:「武井朔太郎が9年の時を経て三役として三島に帰ってきました。」
熱海富士の相手は、小結若元春。
熱海富士×若元春(片山アナ実況):「激しい立ち合いです。回しを取りたい。さあ取った下手を取りました。右下手を取りました熱海富士。食いしばる。土俵際、押す、押す、戻す。ここは若元春、先輩力士の意地。さあもう一度、もう一度、もう一度、出しました。軍配は熱海富士」
立ち会いで回しを取り、途中、両者一歩も譲りませんでしたが、最後は「寄り切り」。熱海富士に軍配が上がりました。
大盛況のうちに幕を下ろした大相撲三島場所。5月場所に向けた新番付は4月下旬にも発表され、関脇昇進が有力視されている熱海富士は、今後より注目されていきそうです。