大相撲藤枝場所 熱海富士 翠富士登場で会場は大興奮! 静岡・藤枝市
●伊地健治アナウンサー:
「大相撲藤枝場所が行われる静岡県武道館です。続々と相撲ファンの皆さんが会場の中に入っていきます。手には力士の名前が入ったうちわや写真が描かれたグッズなどを持っている方がたくさんいらっしゃいます。」
7日午前9時、藤枝市の静岡県武道館にできた長蛇の列。目当ては、100人を超える力士が参加する、
「大相撲の夏巡業 藤枝場所」です。
2023年は優勝争いを演じ、三役昇進にも期待がかかる、熱海市出身の熱海富士。そして、小柄ながらも果敢に攻める取り組みが特徴の焼津市出身の翠富士も会場に姿を見せました。
会場は“推し”の力士グッズを持った相撲ファンであふれかえり、熱気に包まれていました。
●静岡市民(20代):
Qうちわ、すごいですねハートの粒粒とレース。
「熱海富士関応援しているので、きのう2時間かけて作りました。かわいいところが見たい」
父)元気な相撲がみたいですね。
中にはこんな方も。
●島田市民:
「先ほど翠富士さんが歩いているところを見た。写真を撮った、運が良かった、確認で声をかけたらそうだと、テレビ映りとちょっと感じが違う。
地方巡業の見どころの1つが、本番さながらの稽古です。
熱海富士の登場に、会場のボルテージは最高潮。表情は真剣そのものです。
続いて行われたのは、地方巡業おなじみのちびっこ相撲。地元の子どもが、身長186.0cm、体重183.0kgの熱海富士にぶつかります。すると見事に勝利! 続いては、翠富士も登場。憧れの力士に見事な勝利!夏休みの素敵な思い出になりました。
地元力士の凱旋に熱気
地元凱旋となる県内出身力士。その人気ぶりはこんなところでも・・・
翠富士と記念の1枚を撮ろうと、撮影会には老若男女を問わず多くの相撲ファンが。それぞれ、手には思い思いの応援グッズを持ち、貴重な時間を楽しんでいました。
●記念撮影したファン(磐田市から)
「もう幸せ。生で見れて感激。応援している。生だと肌のツヤとかがしっかり見れて、(翠富士は)体格も大きくないのに真っ向勝負で立ち向かっていく姿が本当にかっこよくて感激している。」
●記念撮影したファン(藤枝市から)
「やっぱり、迫力がある。テレビでいつも子どもが見てるので生で体感してもらいたいと思って楽しみに来た。」
●伊地健治アナウンサー:
「今度は熱海富士関がやってきました。写真撮影がこれから行われるということでちょうどいま熱海富士と翠富士が並びました」
●島田市から(小学3年生):
「すごく緊張した。熱海富士の)は大きかった」
さらに撮影会の先ではこんな行列も…。会場に訪れた相撲ファンが殺到していたのが、力士グッズの販売所。
なかでも、人気だったのはやはり翠富士と熱海富士。翠富士のキーホルダーは正午過ぎに完売し、熱海富士のタオルやキーホルダーもすぐに完売してしまったといいます。
静岡県全体が応援!
午後になると・・・・
本場所では決して見られない力士たちのコミカルな姿。実はこれ「初切(しょっきり)」と呼ばれ、相撲の禁じ手を力士たちが実演する人気コーナー。会場は大歓声となりました。
そして午後1時半。
●会場アナウンス:
「ただいまより関取衆土俵入りであります。熱海富士、静岡県出身、伊勢ヶ浜部屋/翠富士、静岡県出身、伊勢ヶ浜部屋」
色鮮やかな化粧まわしを締めた幕内力士たちが土俵入り。ギャラリーからカメラを向けられる翠富士ですが、両隣の力士たちがそれを邪魔する場面も。
そんな翠富士の取組の相手は、宇良(うら)。
互いのタイミングが合わず、仕切り直しかと思いきやそのまま続行。肩透かしで宇良を下しました。
続く熱海富士の相手は、明生(めいせい)寄り切りで明生を下しました。
16年ぶりの開催となった大相撲の藤枝巡業。熱海富士と翠富士、2人の地元力士が大いに会場を沸かせました。
●翠富士:
「本当によく遊びに来ていた場所なのですごく懐かしい。」
●熱海富士:
「たくさんの人が集まってきてくれて、自分もうれしい。静岡県全体が応援してくれているんだなと実感する」
Q子どもたちとの取り組みはどうだった?
「みんな強くて稽古よりきつかった。これから頑張ってくれたらいいと思う」
静岡が誇る熱海富士と翠富士。来場所へ向けての意気込みは?
●翠富士:
「全勝優勝目指して頑張ります」
●熱海富士:
「翠富士関と決定戦ができるように頑張ります」