朔太郎君が8年後、小結・熱海富士として「三島場所」の土俵に 中学時代すでに大器の片りんも 静岡・三島市

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片山真人アナウンサー:(三島市民体育館/9日):「さあ、まもなくこちらで大相撲、三島場所が行われます。1時間前なんですけれどね、もうすでに行列ができています」

 9日開催された大相撲の春巡業「三島場所」。三島市では、8年ぶりの開催で、前売りチケットは完売。開場1時間前にも関わらず、300人以上が列を作っていました。

三島から(親子)
子:「(目当ては)もちろん熱海富士です」
親:「取り組みももちろんですけど」

 親子3世代で参戦というこちらの家族。中でも気合が入っていたのが…。

子ども(5歳):「大の里と琴桜と熱海富士と高安と…」
片山アナ「次から次に出てきますね!」
子ども(5歳):「サイン貰いたい」

 当日券を求め、早朝から駆け付けたという人も。

片山アナ
Q.何時から並んでいる
富士市から:「朝6時半からぐらいからですね。(三島場所を)知ったのが遅かったので、当日券の販売を知って(当日券を)買えそうですね」

 熱狂的な相撲ファンたちがひしめき合う中、映えある先頭を勝ち取ったこちらの男性は…。

長泉町から:「もうなんか使命みたいな感じになっているとこありますよね」

 実はこの方―

 2025年8月に行われた静岡場所。そして12月の磐田場所と常に会場一番乗り。今回は、法被も新調して午前3時起きで三島場所に来たそうです。熱海富士の三役昇進時には興奮が収まらなかったそうで…。

長泉町の男性:「もう、1週間前ぐらいからテンションが(上がって)、自分、誕生日が少し前にあったんですけど、それも忘れちゃうぐらいのテンションで―」

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 そして―

片山アナ:「予定よりも15分以上早めて開場しました。次々とお客さんが会場に入っていきます。先ほど列の人数を数えましたが、もう300人以上が並んでいました。すごい熱気です。これから大相撲三島場所が始まります。」

 開場から間もない午前9時過ぎ。お客さんが見守るその先では、公開稽古が行われていました。

 3月場所中に休場となった大の里が怪我から復帰。豊昇龍と共に、両横綱には大きな声援が向けられていましたが、この日の主役はやはり…

アナウンス「西方変わって小結、熱海富士」
片山アナ:「さあ熱海富士です。横綱・豊昇龍と稽古です。熱海富士という歓声も聞こえます。サクという声も聞こえます。さあ立ち合い押し出しました。上手を取らせませんでした熱海富士。本場所さながら緊張感があふれている稽古です」

 一番の盛り上がりを見せたのは、やはりこの人。身長187センチ、体重は幕内最重量となる197キロ、熱海市出身の熱海富士です。3月場所では、静岡県出身力士としては戦後初となる「小結」に昇進。9勝6敗で勝ち越しを決め、角界でも一目置かれる存在へと成長を遂げています。来場所の「関脇」昇進も有力視され、県民からの期待も、日に日に高まっています。

熱海富士:「相撲クラブがあったのも三島ですし、師匠の方々、地元の方々も、三役上がるってずっと言い続けて、それを達成して皆さんの元に帰ってこれたのが嬉しいですね」

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中学3年の武井朔太郎くんが見せた大器の片りん

 実は熱海富士にとって、この「三島」は“特別な場所”なんです。遡ること9年前…。

熱海富士(当時中学3年・2017年 三島場所):「楽しみです。関取の人ととれる機会はあんまりないんで、大事にとっていきたいです」

朔太郎君が8年後、小結・熱海富士として「三島場所」の土俵に 中学時代すでに大器の片りんも 静岡・三島市

 三島相撲クラブの一員として、巡業の“ちびっ子相撲”に参加していた、当時中学3年生の武井朔太郎くん。…のちの熱海富士です。すでに身長は178センチ、体重は126キロ。当時から「力士になることが夢」と語っていた武井くんが胸を借りたのは、今も関取最年長として活躍する、幕内の玉鷲です。

 中学生離れした戦いぶりに、会場からは大きな拍手が…。15歳ですでに“大器の片鱗”を見せていました。

熱海富士(当時中学3年):「いやぁ、やっぱり自分の当たりが効かないぐらい、でっかくて、強かったです」

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 そう謙遜した武井君ですが、対戦した玉鷲は…。

玉鷲:「強かった、あぁあ」
記者:「武井君は力士を目指しているそうです」
玉鷲:「本当ですか。強くなると思いますよ、絶対」

 あれから8年。今では玉鷲と同じ幕内力士として土俵に立ち、さらには、三役に昇進するまでに成長した熱海富士。本人にとっても感慨深いようで…。

熱海富士:「いや、もう当時は何も考えていなかったんで、テレビで見てるお相撲さんと相撲が取れる、やらせていただけるってだけで、すごい嬉しかったのを覚えていますし、いざ、こうやって関取で帰ってこられて、また、後輩たちが続いてくれたらなと思います。皆頑張っているんで」

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 今回は体調不良で不参加となった、焼津市出身・翠富士の分まで、来場者に感謝の思いを伝えたいと意気込みます。そんな熱海富士が現れたのは。

片山アナ:「いま熱海富士関がいらっしゃった。これから握手会。巡業ならではのふれあいだが、もう長い行列ができていました。みなさん熱海富士関の到着を待っていました!」

握手会 熱海富士とファン
ファン①「え~~すごい応援しています~。頑張ってください!」
ファン②「わー、かわいいー、応援しています、かわいいー♡」
ファン③(こども)「がんばって」
熱海富士「ありがとうね」

 地方巡業の見どころでもある、力士との「握手会」。熱海富士も、持ち前のチャーミングな笑顔でファンとの交流を楽しんでいました。