砂防指定地」に無許可で大量の盛り土をしたとして静岡市の親子を逮捕 砂防法関連の条例違反の適用は静岡県初
国が「砂防指定地」として定めている静岡市の山間部に無許可で盛り土をしたとして市内に住む親子が逮捕されました。
静岡県砂防指定地管理条例違反などの疑いで逮捕されたのは静岡市葵区羽鳥の残土処分会社の元社長(84)と息子の現社長(41)です。
2人は国が「砂防指定地」として定めている静岡市葵区の山間部杉尾地区と日向地区に知事の許可を得ずに盛り土をし、土地の改変を行った疑いなどが持たれています。
警察によりますと、2人は市内の土砂を受け入れ2018年からの5年間で1億円以上の利益を得ていたとみられています。
警察の調べに対し息子は造成した時期については否認していますが、おおむね容疑を認めています。
砂防法に関する条例違反の摘発は県内で初めてです。